宇宙ベンチャーの挑戦
2024-10-25 19:27:05

JAXA認定の宇宙ベンチャー天地人がシンガポールでのテックイベントに初出展

日本の宇宙産業がますます注目を集めている中、JAXA認定ベンチャーの株式会社天地人(本社:東京都中央区)は、東南アジア市場への進出を本格化させる重要な一歩を踏み出しました。その舞台は、アジアで最大級のイノベーションイベント「Singapore Week of Innovation and TeCHnology」です。

2024年10月28日から30日にかけてシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催されるこのイベントでは、科学技術に関心のある企業やスタートアップが集まり、最新の技術革新やビジネスモデルが議論されます。天地人は、株式会社リバネスのサポートを受けて本イベントへの出展が決まりました。

株式会社リバネスは、科学技術の研究開発と人材育成を通じてイノベーションを促進する企業です。彼らは独自のネットワークを活用して、シンガポール、マレーシア、フィリピンなどの東南アジア市場への進出を支援しています。特に、日本のスタートアップが抱える市場進出の障壁を乗り越えるために、リバネスは現地の知見やネットワークの構築を後押ししています。これにより、天地人は今後のグローバル展開に向けた基盤を整えることができるのです。

イベントでは天地人が開発した「天地人コンパス 宇宙水道局」をブースで紹介します。このシステムは衛星データとAI(人工知能)技術を駆使して、水道の漏水リスクを効率的に管理することができるクラウド型プラットフォームです。画像には、漏水リスクが高いエリアを色分けしたマッピングが表示されており、その精密さと使いやすさが特徴です。

日本国内では、老朽化や少子高齢化などの影響で深刻な水道インフラの課題に直面しています。これに対し、天地人は高度な解析技術を駆使した「天地人コンパス 宇宙水道局」により、漏水地点の特定や管理を簡素化しています。具体的には、このシステムを用いることで点検費用が最大65%削減、調査期間も最大85%短縮されると期待されています。

同システムは2023年にすでに導入が開始され、東京都を含む20以上の自治体での実績があります。これに基づいて、天地人はアジアにおいても同様の課題を抱える国々に対して展開を考えています。

「天地人コンパス 宇宙水道局」は、単に水道管理の効率化だけでなく、水資源の保護にも寄与することを目指しています。アジア市場への展開が進む中、日本の先進技術が国際的にも評価されることは、非常に重要な要素です。

宇宙産業の発展を通じて、社会課題の解決にも挑戦する天地人の活動は、今後さらに広がりを見せることでしょう。シンガポールでのイベントへの出展をきっかけに、世界の水道インフラの改革へと繋がっていくことが期待されます。

興味を持たれた方は、ぜひスイッチSGの公式サイトをご覧ください。さらなる詳細情報や、出展製品についてのお問い合わせは、天地人の担当者までご連絡いただければと思います。


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会社情報

会社名
株式会社天地人
住所
東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
電話番号

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