三井倉庫グループの本社機能統合移転
三井倉庫ホールディングス株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:古賀 博文)は、これまでの取り組みをさらに進化させ、「人的資本経営の推進」をマテリアリティとして設定しました。その主要な目的は、多様な人材の活用による最適な物流サービスの提供と、組織力の最大化です。これまで、同社は老朽化した物流現場の改修やフレックスタイム制の導入など、職場環境の改善や働き方改革に努めてきました。
2023年5月12日、同社および東京地区に所在するグループ企業の本社機能を統合・移転し、新たに「MSH日本橋箱崎ビル」での業務を開始したことを発表しました。この移転は、従業員同士の交流を促進し、迅速な意思決定を実現することで効率的なグループ経営を可能にすることを目的としています。
新オフィスのコンセプト
新オフィスは「交流と刺激による変革」をコンセプトに設計され、シームレス、オープン、チャンス、アクティブをキーワードにしたエリア分けとレイアウトが施されています。この環境は、グループ内の従業員のコミュニケーションを促進し、組織の垣根を超えたコラボレーションを育むことを意図しています。特に注目されるのは、Activity Based Working(ABW)方式が導入されている点です。従業員は、自らの業務内容に応じて、集中エリアや打ち合わせエリア、ラウンジなど多様なスペースを自由に選択しながら働くことができます。
社員ラウンジ「箱崎CROSS」の設置
新オフィス内には、グループ従業員が利用できる社員ラウンジ「箱崎CROSS」が設けられています。「交わる」「かかわり合う」という意味を込めて名付けられたこのラウンジは、事業会社の垣根を超えた交流の機会を提供し、グループ全体の共創の場となることを目指しています。
変革に向けた重要なステップ
グループの創業以来、115年以上にわたって社会に貢献してきた三井倉庫グループ。今回の本社移転は、次なる新たな挑戦へ向けた重要なステップと位置付けられています。効率的で統一されたグループ経営を進め、新規事業の開発や共創を通じて、物流サービスのさらなる可能性を追求します。また、企業価値の向上にも大きく貢献することが期待されています。
移転の概要
・三井倉庫ホールディングス株式会社
・三井倉庫株式会社
・三井倉庫エクスプレス株式会社
・三井倉庫ロジスティクス株式会社
・三井倉庫サプライチェーンソリューション株式会社
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町19番21号 MSH日本橋箱崎ビル
・東京メトロ 半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩3分
・東京メトロ 日比谷線・東西線「茅場町」駅 徒歩8分
・東京メトロ 日比谷線・都営浅草線「人形町」駅 徒歩12分
今後も三井倉庫グループは、変化の激しい事業環境への対応を続け、グループビジョン「いつもも、いざも、これからも。共創する物流ソリューションパートナー」の実現に向けて邁進していきます。