カード利用者の安全意識
2015-04-13 11:00:16

カード利用者の安全性への関心が急速に高まる中、希望される新たなセキュリティ機能とは

カード利用者の安全性への希求に関する調査



最近、Visaの委託を受けた株式会社マクロミルが実施した調査において、クレジットカードやデビットカード利用者の安全意識の高まりが明らかになりました。この調査では、カード利用者の不安とセキュリティ機能についてのニーズが詳細に示されています。

調査結果概要


調査対象は、クレジットカードやデビットカードを保有し、最近3ヶ月以内に利用した男女512名。調査の結果、実に90%以上が不正利用への不安を感じており、とりわけ20代の女性は96.9%が自身のカードの不正利用を心配していることが分かりました。

このように、カード利用が日常に根付く中で、利用者は安全性に対する関心が高まっており、特にICチップ付きカードの導入を希望する声が強いことが浮き彫りになりました。実際、80%以上の利用者がカードの偽造防止のためにICチップ付きカードを望んでいることが分かっています。

セキュリティ機能への期待


また、カードの安全性を高めるためのいくつかのセキュリティ機能についても関心が寄せられています。「メール通知サービス」などの機能に対しては、約60%以上の人が活用したいと考えているとの調査結果もあります。これにより、不正利用があった場合にも早期に気付くことができるようになります。

店舗への信頼感


加えて、利用店舗のセキュリティ対策に対する期待も高まりつつあります。実際に店頭での支払い時に『本人確認』が行われると、多くの利用者が安心感を抱くという結果が見られました。31.8%が『セキュリティに気を遣っている店だと感じた』、30.5%が『安心感が増した』と回答しており、セキュリティ対策が店舗への信頼にもつながっていることが分かりました。

ネット通販の利用とセキュリティ


インターネットでの通販利用者には特に不安が強いことが懸念されています。92.8%の利用者がカードを使っており、その一方で不安を抱える声は多く聞かれます。特にネット通販時に設定されている「3Dセキュア」や「セキュリティコード」という本人確認が求められる場合、店舗に対して良い印象を持つ傾向があり、このことはセキュリティの強化が利用者の信頼を得る要素であることを示唆しています。

セキュリティ機能の活用促進


さらに、セキュリティのルールや機能についても調査し、多くの利用者が「メール通知サービス」や「トークン化」などの機能を組み合わせて利用したい意向を示しました。調査結果はこうしたセキュリティ機能による安心感を強化し、今後のカード利用における選択基準となると考えられます。

まとめ


この調査からは、カード利用者のセキュリティに対する意識の高まりとICチップ付きカードへの期待が鮮明に表れました。今後、カード決済を利用する際に、より安心して利用できるセキュリティ対策が求められることは間違いありません。今後のカード利用において、利用者の安心感を高めるための新たな試みが一層求められることでしょう。

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