未来の食肉とは?
2021-11-29 11:29:15

昆虫食の新たな可能性!長野県のクリケットファームが挑む未来の食肉

昆虫食の新たな可能性!長野県のクリケットファームが挑む未来の食肉



近年、昆虫食が注目される中、日本もその波に乗り始めています。しかし、これが単なる流行ではなく、長期的な解決策であることを見逃してはいけません。食糧危機が迫る中、動物性タンパク質の供給が不安定になる未来が想定されています。そこで、長野県に拠点を置く「クリケットファーム」が、食用コオロギの養殖に力を入れています。

迫る食糧危機と動物性タンパク質の未来



国連によると、2050年には世界人口が97億人に達すると予想されています。この急激な人口増加は、食料資源に対する競争を引き起こす可能性が高いです。特に動物性タンパク質は、家畜飼料となる穀物の価格高騰の影響を受け、ますます入手が困難になると見込まれています。

この状況を受け、新たに注目を集めているのが昆虫食です。中でも、コオロギは少ない資源で高効率にタンパク質を生産できるため、持続可能な解決策として期待されています。

環境負荷の少ないコオロギの魅力



コオロギの養殖は、牛や豚と比較して圧倒的に環境への負荷が少なく、1キロのタンパク質を生産するために必要な水や餌、スペースも格段に抑えることが可能です。また、コオロギは余すところなく食べられるため、廃棄ロスがありません。近年、EUでも昆虫食が「新規食品」として認められ、注目が高まっています。

クリケットファームの挑戦



2021年に設立されたクリケットファームは、長野県岡谷市で食用コオロギの養殖を開始しました。この地域は、古くから昆虫を食べる文化が根付いており、事業を通じてその伝統を尊重しながら、先進技術を導入しています。特に、ブロックチェーンやスマート酪農といったテクノロジーを活用した次世代型の養殖モデルを模索しています。

国内初、純国産コオロギオイルの製造



クリケットファームでは、食用コオロギに加え、国内初となる純国産のコオロギオイルの開発にも取り組んでいます。このコオロギオイルは、スキンケアやヘアケア商品への応用を視野に入れた原料として供給される予定です。製造においては、全ての工程で独自のプロセスを確立し、特許も出願中です。

終わりに



クリケットファームの挑戦は、食文化や環境問題に対する意識を変える可能性を持っています。私たちが直面する未来の食糧問題に対して、昆虫食という選択肢を考慮することが求められているのです。これからの食の未来に向けて、クリケットファームの活躍から目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社CricketFarm
住所
長野県茅野市玉川11400-1104
電話番号
0266-75-2113

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