価値創造プログラム
2022-12-08 12:11:31

大阪公立大学が中小企業と共に挑む価値創造プログラムの実施

大阪公立大学の新たな挑戦



大阪公立大学では、「顧客価値共創プログラム」という新しい試みが始まりました。このプログラムは、学生たちが中小企業の経営者と共に事業課題を解決するプロジェクト型の実践プログラムです。対象は、企業の価値創造に関心のある現役の大学生で、全8回にわたって行われる予定です。

プログラムは、週に1回、約2カ月間かけて行われ、最後には企業に対してプレゼンテーションを行います。このプレゼンが採用されると、実際に社会に実装される可能性も秘めています。また、プログラムは「I-Siteなんば」での対面講義とオンライン講義を交えて実施されるため、参加者は柔軟に参加しやすくなっています。

プログラムの内容



プログラムは、以下のような流れで進行します。
  • - 第0回: プロジェクト合同オリエンテーション (1月14日)
  • - 第1回: 現地視察または担当者プレゼンテーション (2月4日)
  • - 第2回: 方針の「3つのW」(Who/What/Why)を考える (2月11日)
  • - 第3回: 議論を通じて方針の「解像度」を上げる (2月18日)
  • - 第4回: 企画の「5W1H」(3W + Where/When/How)を考える (2月25日)
  • - 第5回: 議論を通じて企画の「解像度」を上げる (3月4日)
  • - 第6回: 企画の「ビジネス構造」と「収支構造」をアウトプット (3月11日)
  • - 第7回: 相手をハッとさせる「伝え方」を突き詰める (3月18日)
  • - 第8回: 企業へのプレゼンテーション&講評 (3月25日)

このプログラムの特長は、単純な理論学習ではなく、実際の企業の課題に直面しながらデータ分析やマーケティング、プロジェクトマネジメントのスキルを実践的に学べる点です。また、プログラムに参加する学生には、参加費が無料であり、修了者には「顧客価値共創プログラム」の修了認定が付与される嬉しい特典もあります。

高橋輝行氏からの期待



このプログラムの講師を務めるのは、KANDO株式会社の代表取締役、高橋輝行氏です。彼は東京大学大学院卒業後、博報堂で広告ブランディングに携わり、多くの企業の価値創造に関わってきた実績があります。このような専門家が指導にあたることで、学生たちは確かな実践知を学ぶ機会を得ることができます。高橋氏は、プログラムを通じて学生と企業の持つ知識や経験を融合させ、現代社会に必要な価値創造の人材を育成することを期待しています。

各プロジェクトの紹介



プログラムに参加する企業の中には、特定の課題に対して新たな提案を求めるプロジェクトがいくつかあります。例えば、株式会社島製作所は「シニアの健康寿命を歩くことから伸ばす」プロジェクトにおいて、学生の独自の視点を活かしたアイデアを募集しています。また、谷川運輸倉庫株式会社では、「感動を生み出す」プロジェクトで、若者の感性を利用した新しい倉庫活用法の提案を求めています。さらに、辻産業有限会社や株式会社大治もそれぞれ異なる視点からのビジネス提案を期待して、学生たちの参加を待っています。

期待される成果



大阪公立大学のこのプログラムは、学生が実際のビジネスの現場で学ぶ貴重な機会であり、企業にとっても新たなアイデアや視点を得るチャンスとなります。こうした取り組みから生まれる新たな価値は、地域社会や経済全体においても大きな影響を及ぼすことでしょう。
今後もこのような取り組みが広がり、大学と企業の連携が深まることを期待したいです。

会社情報

会社名
KANDO株式会社
住所
東京都新宿区西新宿七丁目5番5号Plaza西新宿UCF4階
電話番号

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