沖縄自然史博物館
2021-02-25 15:24:05

沖縄に自然史博物館が誕生する可能性を探るシンポジウム

小さな島から大きな知恵を育む


沖縄の豊かな自然と文化を理解し、未来に繋げるためには何が必要でしょうか。国立沖縄自然史博物館の設立を目指すシンポジウムが、2021年2月14日(日曜日)にオンラインで実施されました。本シンポジウムでは、沖縄における自然史博物館が果たす役割およびその設立への期待を多角的に語り合います。

シンポジウムの概要


本イベントは、沖縄県と一般社団法人国立沖縄自然史博物館設立準備委員会の共同主催で行われ、多くの後援が得られました。オンラインでの配信は、YouTubeの「国立沖縄自然史博物館チャンネル」にて行われました。参加者は、地元の大学や研究機関からの専門家たちを中心に構成され、自然史博物館の設立に向けた熱い議論が展開されました。

第一部:開会の挨拶と講演


始まりは、沖縄県環境部部長の松田了氏による挨拶から。彼は、沖縄が持つ特異な自然環境と文化の重要性について触れ、自然史博物館がどのように地域振興や教育に貢献するかを話しました。さらに、一般社団法人国立沖縄自然史博物館設立準備委員会の代表理事、岸本健雄氏の講演では、自然史博物館の設立構想について詳細が説明され、参加者が期待するビジョンが示されました。

第二部:特別対談企画


続いての特別対談では、琉球大学と沖縄大学の学長二人が、夢のあるテーマ「沖縄に自然史博物館があったなら」をもとに意見を交わしました。進行を務めたのは琉球大学の竹村明洋教授。彼は、博物館が地域の自然や文化を通じ、どのように子供たちや市民の教育や理解を深めることができるかを議論しました。

第三部:パネルディスカッション


最後のパネルディスカッションでは、ビデオレターを起点に、学長たちや地域のリーダーたちが「国立沖縄自然史博物館に期待すること」についての意見交換を行いました。沖縄銀行取締役頭取の山城正保氏や、まちづくりファシリテーターの石垣綾音氏など、多様な視点を持ったパネリストが、自らの経験や考えを基にディスカッションを深めました。特に、地域住民が博物館に対して期待する役割や、国際的な交流の場としての可能性について多くの意見が寄せられました。

ビデオレターとコーディネーター


シンポジウム中には、動物写真家である浜田太氏をはじめとする各界の専門家がビデオレターで登場し、自然史博物館の設立の意義を述べました。コーディネーターには一般社団法人キュリオス沖縄の宮崎悠氏が登場し、議論をスムーズに進行させました。このシンポジウムを通じて、沖縄に自然史博物館が誕生することがいかに重要であるか、そのビジョンを改めて考える機会となりました。

沖縄の自然と文化を次世代へと引き継ぐために、地域の力を集結させるこの運動に、ぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

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会社名
沖縄県
住所
沖縄県那覇市泉崎1-2-2
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