第17回長野きものパレードの華やかな開催
2024年11月11日、長野市で待ちに待った『長野きものパレード』が開催されました。主催は、長野県長野市の株式会社たちばなで、今年で17回目を迎えるこのイベントは、秋の長野の街を華やかに飾るきもの姿で溢れました。参加者は、それぞれの人生の節目となる着物を纏いながら、情緒豊かな長野市を散策しました。
長野きものパレードについて
2005年に始まったこのパレードは、文化の継承や普及を目指し、日本の伝統的な衣装である「きもの」の魅力を再発見する場として位置づけられています。2020年のコロナ禍により一時中断がありましたが、昨年から再スタートを切り、今年は多くの参加者で賑わいました。パレードでは、参加者が着用するのは人生の節目に着る着物、お宮参り、七五三、卒業式、成人式、結婚式、還暦、葬儀など、日本文化を表現するものです。このようにして、皆に着物の楽しさや大切さを伝える場となります。
パレードの経緯は、当初参加者が自由に着物を楽しむことから始まりましたが、経営者の松本亮治社長の提案により、着物が持つ可能性を広げるイベントへと進化しました。今では人生のさまざまなシーンで着物が登場することを、人々に知ってもらうことが意図されています。
今年のパレードの様子
第17回のパレードには、若い世代から高齢者までの約120名が参加し、権堂や善光寺を巡りました。今年のトレンドとしては、くすみカラーを取り入れた振袖や袴、さらにはハイネックやマフラーで洋風の要素を取り入れる勇気あるスタイルが見られました。参加者は、革やレースを使った現代的なデザインの着物を選び、序章としての和装だけでなく、自由な発想での個々のスタイルを楽しみました。
参加者の声も盛り上がりを見せ、3歳から83歳までの幅広い年齢層の中には、「着物を着て歩けたことが楽しかった!」や「すれ違う人に褒めてもらって嬉しかった」といったコメントが寄せられました。
今後の展望
長野きものパレードは、ただのイベントにとどまらず、着物の持つ魅力をより多くの人に届けたいとの思いから、毎年開催される貴重な機会です。善光寺を訪れる外国人観光客や日本人にとっても、着物の魅力を再発見する絶好の場となりました。今後も「きもので長野・日本を元気に」とテーマに掲げ、着物文化の普及に努めていく方針です。
このようにして、長野きものパレードは単なる美しい着物を楽しむ場を超えて、日本の文化を振興し、参加者同士の絆を深める素晴らしいイベントとして評価されています。これからも多くの人々が着物を通じて、彼ら自身のライフスタイルや文化を楽しんでいくことが期待されています。