訪日外国人が選ぶ「SEIKO」系の時計
この夏、日本を訪れた外国人観光客が購入した時計の50%以上が、日本が誇る時計ブランド「SEIKO」に関連するものであるという驚くべき調査結果が発表されました。このデータは、株式会社ファイアーキッズが2026年6月から8月にかけて集計したもので、訪日客がどのように日本製の時計に魅了されているかを浮き彫りにしています。
SEIKO系が半数以上を占める理由
調査結果によると、訪日外国人が購入するヴィンテージ時計の内訳は、50.1%が「SEIKO系」(SEIKO、GRAND SEIKO、KING SEIKO)を占めており、知名度と品質で他のブランドを圧倒しています。一方で、ロレックスなどの高級時計は6.3%にとどまったことが顕著です。この結果からは、訪日客が国産時計に対して非常に高い関心を持っていることが伺えます。
国内市場と訪日外国人市場での購入傾向を比較すると、日本国内のお客様ではSEIKO系が22.0%、ROLEXが21.0%とほぼ同程度ですが、訪日客ではSEIKO系が際立っていることがわかります。これは、日本の時計産業が持つ独自の魅力と、訪日客が「日本製」に抱く特別な価値観を反映しているのかもしれません。
購買行動の変化
この調査は、訪日客の購買行動に新たなトレンドを示しています。一般的に、高級ブランド品が免税対象として人気がある中、日本のヴィンテージ時計に注目が集まっています。「日本に来たら国産の古い時計を買いたかった」「自分の国では手に入らない年代のモデルを探している」といった要望が多く寄せられています。訪日外国人の時計選びは、単なるブランド名や価格ではなく、日本独特の品質や歴史を重視する傾向が強まっているのです。
訪日需要の高水準を受けて
日本政府観光局(JNTO)によると、2026年7月の訪日外客数は344万2,100人を記録し、7月として過去最高の数値を更新しています。このような背景の中、外国人客は日本の古き良き時計を求めてショップを訪れています。特にファイアーキッズでは、1900年代から2000年代のヴィンテージ時計を豊富に取り揃えており、状態の良い商品を求める顧客に応える体制が整っています。
ファイアーキッズの取り組み
ファイアーキッズは、各種のヴィンテージ時計を提供する専門店として、横浜、中野、銀座の3店舗で展開されています。全ての商品は一点モノであり、専門スタッフが真贋を確認した上で品質基準を満たした商品だけを販売しています。顧客の生年に合わせた「生まれ年の時計」提案や、最大60回までの無金利ローンといった顧客サービスも提供しており、多様なニーズに応えています。
将来への展望
ファイアーキッズでは、国産ヴィンテージ時計への関心が高まる中、さらなる国際展開を目指しています。日本の時計産業の素晴らしさを伝えるため、多言語での情報提供や、顧客体験を向上させるための店作りを進めています。そうすることで、訪日外国人にも日本の長い時計製造の歴史や魅力を広めていきたい考えです。
まとめ
日本が誇る時計ブランド「SEIKO」の人気は、訪日外国人の間でますます高まっています。時計選びには、単に買うという行為を超えた深い理由があることが明らかになり、今後の東京の時計業界において重要な動向となるでしょう。