横浜中華街に新たな魅力を創出
今、観光都市として注目を集める横浜において、株式会社プロフィッツの新たなプロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、横浜中華街の一等地にある飲食店舗ビルを、飲食店舗からホテルに転換するものです。プロフィッツは、大成建設株式会社が出資する特別目的会社を通じて、本物件を取得しました。本件は、横浜エリアの宿泊ニーズと既存の供給とのギャップに着目し、主に家族やグループ旅行者を対象とした新しい宿泊施設に生まれ変わることが計画されています。
中華街の魅力と宿泊ニーズ
本物件は、元町・中華街駅から徒歩わずか2分の位置にあり、約600店舗が連なる日本最大級の中華街で観光やグルメの名所とされています。横浜中華街は、活気に満ちた街並みや歴史ある建物が特徴で、国内外から多くの観光客を惹きつけてきました。近年ではインバウンド需要の拡大や新たな観光施設の整備が進み、さらに多くの来訪者が期待されています。
飲食店舗からホテルへの逆転の発想
本物件は、2023年5月まで中華料理店として営業されていましたが、プロフィッツは飲食店舗としての継続利用ではなく、ホテルへの転換に着目しました。店舗の構造は、窓の大きさや柱の配置など、ホテル仕様の設計に適しており、具体的なコンバージョンプランを立案することで新たな投資チャンスを生み出しました。
横浜エリアの宿泊需要を分析
横浜市の観光客の中で、家族連れの客層は全体の約30%を占めています。また、2世帯家族や友人グループを含むと、3名以上での旅行者は40%以上に達するとされています。訪日外国人旅行者の約27%もファミリー層です。一方で、横浜市内の宿泊施設は1~2名向けが約96%を占め、3名以上宿泊できる部屋は非常に限られています。このギャップに着目し、プロフィッツは「4人家族」をターゲットにしたファミリー向けホテルを企画しました。
ホテルのコンセプトと地域貢献
新たに開業するホテルは、「Revive ~人、感性、そして街をリバイブするホテル~」というコンセプトを掲げています。この名には、街に活気を取り戻すという思いが込められています。歴史的にも困難を乗り越えて再生を遂げてきた横浜中華街に、宿泊を通じて新たな魅力を提供し、街の活性化に寄与することを目指しています。
ホテルの概要
- - 所在地: 横浜市中区山下町81-3
- - 客室数: 34室
- - 平均客室面積: 約40㎡
- - 平均定員数: 約5名
- - 開業予定: 2025年11月頃
企業情報
株式会社プロフィッツは、東京都千代田区に本社を置き、オフィスや住宅、ホテルなどの不動産にユニークな投資機会を創出しています。ESGを重視した投資や社会的価値の向上に注力しながら、機関投資家や企業と共に総額1,080億円を運用しています。
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