北海道におけるスタートアップ支援の新たな取り組み
ReGACY Innovation Group株式会社(以下「ReGACY」)は、北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(以下「HSFC」)との連携を強化し、研究開発型スタートアップの創出に向けた新たな支援を開始します。この取り組みは2024年4月より本格的にスタートし、道内の研究シーズの事業化を支援します。また、10月からはGAPファンドで採択されたシーズに対する伴走支援も行われる予定です。
背景と目的
HSFCは、北海道内の19の大学と4つの高専、ノーステック財団から成る団体で、主に北海道大学を中心に構成されています。彼らは地域の大学等における研究活動を生かし、新たな研究開発型スタートアップを育成することを目的としています。
ReGACYは、10月以降の令和6年度GAPファンド事業において応募から採択までの各フェーズでの1on1支援を行い、HSFCの成功事例を生み出しつつ、令和7年度以降のスタートアップの気運を一層高めていくことを目指しています。
ReGACYの支援内容
ReGACYの役割は多岐にわたります。具体的な支援内容は以下の通りです。
1. 研究シーズのソーシング
HSFC GAPファンドの対象校を訪れ、産学連携部門やURAと協力し、優れた研究成果の情報を収集します。研究者へのインタビューを通じ、新たな研究シーズを探索・発掘することが主な役割です。これにより、地域のイノベーションを促進します。
2. GAPファンド申請支援
GAPファンドへの応募者に対して、基礎知識の提供や、申請書作成について個別支援を行います。豊富な新規事業開発の経験を活かし、事業開発の計画立案においてもサポートを行います。
3. GAPファンド採択者への支援
HSFCが実施したGAPファンドの採択者にも、伴走支援を行います。大企業や自治体に対する新規事業開発の豊富な支援実績を基に、研究者との定期的な打ち合わせや市場調査を通じて、事業開発面での支援を行います。
GAPファンドについて
GAPファンドは、研究と事業化のギャップを埋めることを目的としています。基礎研究ではなく、研究成果を実用化するためのマイルストンを設定し、資金を供与する仕組みです。このプログラムにより、研究が実際のビジネスへと進展することが期待されています。
ReGACYについて
ReGACY Innovation Groupは2022年に設立され、大企業や自治体、教育機関との連携を通じて、ベンチャー創出とオープンイノベーションによる事業化の支援を行っています。経営コンサルティングとベンチャーキャピタルの手法を統合し、探索から事業化までを一気通貫でサポートすることを目指しています。これにより、地域のイノベーションを促進し、企業の成長を支援する重要な役割を果たしています。
今後の取り組みに注目し、地域経済の活性化に寄与するスタートアップが生まれることを期待しています。