TM-RoBoに新たな経過情報表示機能が追加
株式会社IP-RoBo(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩原将文)は、商標調査を支援する人工知能サービス「TM-RoBo」を提供しています。そのTM-RoBoに新たに、経過情報の表示機能が追加され、2025年1月1日(水)からこの機能を含むβ版サービスの提供が開始されることが発表されました。
新機能の概要
新機能により、商標検索の結果から出願書類や経過情報を確認できるようになります。これまでは商標の登録状況を確認する手間がありましたが、今後はTM-RoBo上でシームレスに情報を取得できるようになり、商標調査の効率化と精密さが大幅に向上します。特に、拒絶理由通知や意見書など、従来では別のツールを利用しなければ確認できなかった情報も一元管理できるようになります。
背景と開発経緯
TM-RoBoは2018年にリリースされて以来、商標調査の業務効率を改善するためにさまざまな機能が追加されてきました。特に2020年には、商標検索機能の拡張が行われ、外観に基づく検索や複数語の組合せ語検索が可能になりました。このような進化により、商標調査の精度と迅速性が向上しました。
課題と新機能の必要性
具体的には、従来の商標調査システムは、入力された商標が出願された登録商標と完全に一致する場合の検索に限られていました。そのため、類似の商標を見つけることが難しく、調査には大変な手間がかかりました。さらに、経過情報にアクセスするために他のプラットフォームを利用する必要があり、手間と時間を要するものでした。
このような問題を解消するため、新機能の導入が決定されました。検索結果画面に経過情報を表示することで、ユーザーは必要な情報に簡単にアクセスできるようになります。これにより、商標調査の信頼性が高まり、さらに質の高い調査が可能になることでしょう。
期待される効果
新たに追加された経過情報表示機能は、実際の商標調査業務において多大なメリットをもたらします。意見書や補正書、拒絶理由通知など、関連情報が一箇所に集まることで、調査者は効率よく業務を進められます。これまで別々のツールを利用する必要があった情報がTM-RoBo内で完結できるため、調査の質を更に担保することができます。
商標調査の高度化と業務の効率化を実現するこの新機能は、特に企業などで商標権を維持・新規取得を目指す方々にとって、大きな助けとなることでしょう。
TM-RoBoの現状
TM-RoBoは、その他にも複数の機能を搭載しており、称呼類否検索機能や類似群コード検索機能、PDF一括出力機能など、商標調査に必要な機能を豊富に提供しています。公式ウェブサイトから最新情報をチェックすることができます。
公式ウェブサイトはこちら:
TM-RoBo公式サイト
会社情報
株式会社IP-RoBoは、知的財産に関連するコンサルティング、Webサービス、ソフトウェア開発を手掛けており、最新技術を駆使してビジネスを支援しています。同社の提供するサービスは、商標調査を行う上で非常に重要な役割を担っており、多くの企業から信頼を得ています。