有機肥料とミミズ
2025-08-27 14:42:56

ミミズを活用した有機肥料プロジェクトが始動、資源循環を促進

ミミズの力で無駄を肥料に変える新たな試み



サントリーホールディングス株式会社が、持続可能な循環経済の実現に向けた新たなアプローチとして、ミミズを用いた有機肥料の開発への実証実験をスタートしました。このプロジェクトでは、ミミズが廃棄物を衝動的に処理し、有用な堆肥を生成する力を最大限に引き出すことを目指しています。

実証実験は、東京都千代田区に位置する「TOKYO TORCH」街区で行われ、三菱地所株式会社との共同作業により進められています。ここでは、中央に設置されたミミズ入りコンポスト「mimizunchi(ミミズンチ)」に、街区内の飲食店から排出される主にコーヒーかすといった食品残渣が投入されます。ミミズは、将来的な堆肥と液肥を作成する過程で、この残渣を消化し、資源の循環を図ります。

このミミズに特化したコンポストは、シマミミズを活用しており、彼らは定住型で高い残渣処理能力を持つ特性があります。このコンポストは、1日あたり最大約2kgの残渣を処理し、投入から約3か月で質の高い堆肥を完成させることが可能です。

プロジェクトの背景


このプロジェクトは、サントリーグループ内の社内ベンチャー制度「FRONTIER DOJO(フロンティア道場)」から生まれました。肥料としての有用性を検証する中で、自社から出る汚泥を与えることで得られる堆肥の価値を探究し、最終的にはそれを商品化・販売することを目標としています。ミミズによって生み出される有機肥料は、多様な微生物や栄養素を含むことで知られており、良質な土壌を育成します。

サントリーグループは、これまでも土壌改善活動を推進してきましたが、この取り組みが成功すれば、化学肥料の使用量を減少させたり、有機農法による農作物の収量を増加させたりすることが期待されます。さらに、残渣や汚泥のアップサイクルによって、持続可能な資源循環を実現することに寄与できるでしょう。

未来へのビジョン


プロジェクトの成功は、再生可能な農業の一環としても大きな意義を持ちます。具体的には、GHG(温室効果ガス)削減や生活改善に繋がる、新しい農業アプローチの確立につながることが期待されています。これにより、持続可能な農業が可能となり、地球環境保護への貢献を果たすことができるのです。

サントリーグループのサステナビリティへの取り組みは、こちらのリンクからご覧いただけます。また、「mimizunchi」の詳細は、公式ウェブサイトで確認できます。

このように、ミミズを利用した画期的なプロジェクトが、私たちの未来にどのような影響を与えるのか、今後の展開に要注目です。


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会社情報

会社名
サントリーホールディングス株式会社
住所
大阪府大阪市北区堂島浜2-1-40
電話番号

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