未来を変える!アシックス会長のV字回復戦略と関西経済の展望
2024年10月19日、テレビ大阪の番組「攻める関西」を通じて、アシックスの広田康人代表取締役会長CEOが、会社の業績回復に至った背景と今後の戦略について語るイベントが開催されます。このイベントは、「LBS ザ・フォーラム大阪」として、関西地域のビジネスに焦点を当てた内容で構成されています。
アシックスは、創業以来、一貫して運動靴の製造に注力してきた企業ですが、近年他社からの競争圧力が強まり、特に2021年の箱根駅伝ではアシックス社のシューズを履いた選手がゼロという屈辱的な結果を迎えました。このような背景から、広田会長が就任した当初は業績が頭打ちとなっていました。しかし、彼が打ち出した「広田改革」によって、最近では過去最高の売り上げ5704億円を記録するまでに至ったのです。
アシックスの3つの改革
イベントでは、広田会長が説明する3つの改革が注目を集めています。その一つは、アスリートに特化したシューズ開発「Cプロジェクト」です。これは、創業者・鬼塚喜八郎の言葉を引用し、企業としての改革を進める一環として、勝てるシューズを開発することを目指しました。特に、2021年に発表された「メタスピード」は、テスト段階で従来のシューズと比較して軽く、アスリートから高い評価を受けています。
二つ目の改革は、「DX改革」です。広田会長は、スポーツとデジタル技術の融合を目指し、ユーザーとの直接的なコミュニケーションを重視しています。大阪駅周辺の店舗では、足の個別計測を行う「FOOT ID」といった革新的なサービスが利用可能です。
最後に、売り上げの多くが海外市場によるものであるため、アシックスは「世界で戦う」企業を目指しています。広田会長は、商社マンとしての経験を通じて国際的な視点や企業戦略が重要であると強調し、東京への本社移転計画についても言及しました。
大阪・関西の未来を議論する座談会
また、イベントでは、関西企業による異業種座談会も行われます。大阪・関西万博を成功に導くための戦略を考える機会として、各企業のリーダーたちが集まります。例えば、三精テクノロジーズは、次回の万博に向けて革新的な乗り物を発表できる準備を進めています。ロスゼロでは食品業界の課題に取り組み、廃棄食品を減らすための取り組みを紹介します。南紀白浜エアポートも、観光とビジネスにおける新たな可能性について触れる予定です。
このように、アシックスの広田CEOが語る経営戦略や、関西経済の未来についてのディスカッションは、地域を巻き込みながら充実した内容で展開されていくことが期待されています。
番組情報
この特別番組は、10月19日(土)午前11時から放送され、YouTubeやTVerでも配信される予定です。これは、地域経済の活性化や未来に向けた考察を多くの人に広めるための重要な取り組みとなります。ぜひ、多くの人々に見ていただきたいです。