急成長事業の課題と解決策
株式会社 DESIGN & RESEARCHは、2026年7月2日に急成長事業における開発組織が抱えるよくある課題とその対策について解説した記事を発表しました。この内容は、「人材」「インサイト」「理想像」「戦略」の4つの観点から整理されています。
急速に発展する事業の中で、開発組織は様々な問題に直面します。忙しさに追われて重要な改善が進まない、機能が顧客に使われない、採用した人材が期待した効果を発揮しないといった事例です。これらは単なる人手不足ではなく、急成長の過程で必要な知識や方針、プロセスに欠如が生じていることがあります。これを「4つの落とし穴」として、DESIGN & RESEARCHは以下のように整理しています。
1.
人材の不足:プロジェクトを主体的に推進できるリード人材の欠如。
2.
インサイトの不足:顧客の業務や抱える課題の理解が組織内で共有されていない。
3.
理想像の不足:開発する機能が、最終的にどのようなプロダクト体験に結びつくのかが不明確である。
4.
戦略の不足:成長を促進する注力すべき顧客や課題に対する一貫性の欠如。
これらの落とし穴が重なることで、短期的なニーズに対応することに追われ、中長期的な価値を生み出すのが困難になります。結果として、開発し続けているにもかかわらず、顧客に使われるプロダクトが生み出せなくなるのです。
開発組織の支援方法
DESIGN & RESEARCHの支援内容は、単にプロジェクトを完遂するだけに留まらず、組織が持続可能なプロダクト開発を実現できるように不足を補うことに重きを置いています。このために、プロダクトデザイナーとプロダクトマネージャーの2つの視点から支援を行います。具体的には、戦略や方針を提案するだけでなく、実際の設計や改善も行い、顧客理解や優先順位、理想像、戦略の整理を進めていきます。
このアプローチによって、次のような状態を目指します。
- - 主体的なプロジェクト運営:プロジェクトをリードできる体制を確立します。
- - 顧客理解の深耕:顧客や業務に関するインサイトが組織内で蓄積され、共有されます。
- - 理想像の共通認識:プロダクトが目指す理想像に関する理解が揃います。
- - 戦略的意思決定:事業成長に向けた意思決定や優先順位づけができるようにします。
外部パートナーがただ代行するのではなく、支援を通じて社内に知識や判断基準を構築し、自律的な組織を目指します。
AIツールの活用
また、支援先の状況に応じてAIツールの導入を行い、業務プロセスの改善にも取り組んでいます。例えば、小規模なUI改善にはClaude Codeを使用し、フロントエンドの実装を効率化。これにより、エンジニアはより高度な技術的課題に集中できる環境を整えています。また、Figmaプラグインを開発し、レビュー業務を合理化する取り組みも行っています。
最終的には、プロジェクトに利用するツール自体を目的化せず、チームが効率的にプロダクト開発を行うプロセスを構築することに重きを置いています。
DESIGN & RESEARCHの支援によって、約半年でクライアントの開発組織にさまざまな改善が見られました。機能改善に取り組む時間が確保され、顧客像の理解が進み、新規開発も円滑に進められる体制が出来上がりました。特に、創業初期のプロジェクトでは主要なプロダクト指標が4カ月で2.2倍増加するなど、成果が見られました。
DESIGN & RESEARCHは、単なるデザインの品質向上に留まらず、顧客理解や意思決定能力、開発プロセスをも支援しており、プロダクトを通じた事業成長に貢献しています。これは、クライアントと共に成長を目指すデザインファームの強みと言えます。
会社紹介
株式会社 DESIGN & RESEARCHは、2021年に設立されたデザインファームで、東京都目黒区に本社を構えています。代表取締役社長の古里祐哉によって、プロダクトデザインを基にした事業成長支援を行っており、クライアントのチームと伴走しながら、UI・UXデザインから業務理解、プロダクト戦略までを支援しています。公式サイトは
こちらです。