Simple TokenがBinanceに上場
2017年12月19日、世界的に急成長している仮想通貨取引所「Binance」に、独自トークンの構築および管理プラットフォームである「Simple Token」が上場しました。この上場により、OpenSTを使用しようとする企業や個人は、人気のある暗号通貨の市場であるサードマーケットプレイスにてOSTを手軽に購入できるようになります。
同日に行われたトークンセールでは、世界中の約6,000名から2,100万米ドル(約24億円)分のSimple Token (OST) が購入され、当初の売上目標を189%も上回るという成功を収めました。この結果、OpenSTプロトコルがイーサリウム・テストネットからメインネットへ移行することが可能になるなど、新たな展開が期待されています。
Simple Tokenとは
Simple Tokenは、自社ブランドの暗号通貨を簡単に発行できるサービスとして、シリアルアントレプレナーのジェイソン・ゴールドバーグによって設立されました。これを利用することで、企業は高度なブロックチェーン開発がなくても、独自の暗号通貨を生成し、イーサリウムのメインネットを利用した運用が可能になります。特徴としては、高いスケーラビリティと暗号学的な監査が行える点が挙げられます。
そのため、あらゆる企業にとって、Simple Tokenを通じた暗号通貨の生成は手間いらずであり、可能性の広がりを見せています。技術の進化に伴い、ブロックチェーンを利用した新たなビジネスモデルの構築が進むでしょう。
Binanceについて
Binanceは、フィンテック業界の第一人者が集結して設立した暗号貨幣のグローバル取引所です。たった1秒間で140万以上のオーダーを処理する能力を持ち、市場での取引速度は業界でもトップクラスです。
そのアーキテクチャやセキュリティの高さから、プロのトレーダーやマニアからの支持を集めています。今回のOST上場により、OpenSTのスケーラビリティがさらに強化され、ブロックチェーン開発者がイーサリウム・メインネットでの拡張性を活用できるようになります。
上場に寄せる期待
Binanceの創業者であるチャオ・チャンコン氏は、Simple Tokenのチームが持つ戦略的アプローチとそのコミュニティの成長を高く評価しています。ブロックチェーン業界の発展に欠かせない特化型プロジェクトへの取り組みは、今後も重要な役割を果たすでしょう。
一方、Simple TokenのCEOであるジェイソン・ゴールドバーグ氏は、プロジェクトの成功を強調し、ブロックチェーンの恩恵を一般の人々や企業が享受できる道を開く上場であると語っています。
Simple Tokenの人気が高まれば、ますます多くの企業が独自の仮想通貨を発行し、ブロックチェーン技術を活用した新しいビジネスを展開することでしょう。また、Binanceでの取引により、一般ユーザーにも暗号通貨が近づくことになります。
会社情報
- - 会社名: OpenST Limited
- - URL: Simple Token公式サイト
- - 事業内容: 独自トークンの構築&管理プラットフォーム
- - 所在地: 13/F Gloucester Tower, The Landmark, 15 Queen’s Road Central, Hong Kong
- - 代表者名: ジェイソン・ゴールドバーグ, CEO
- - 設立: 2017年11月14日
この上場を機に、Simple Tokenはさらなる動きが期待されます。ブロックチェーン技術の進化がどのように様々な分野に影響を与えていくのか、今後の展開に注目です。