横浜市での金融教育講座
2023年7月26日、横浜市都筑区の「いっしょにあ・る・く北山田活動拠点」にて、一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所が主催する「お金と仲良くなろう」と題された金融教育講座が開催されました。本講座は主に中学生を対象としており、金融教育の重要性を楽しく学ぶ機会を提供しました。
講座の目的と内容
この講座の主な目的は、参加者にお金に対する理解を深めさせ、将来の生活に役立つ知識を提供することです。講師は、カウンセリングセンター長の有田宏美氏が務めました。
講座は約60分にわたり、前半はクイズを通じて「お金」をテーマにさまざまな情報を提供しました。具体的には、現金の扱い方やお金を大切にする意義、ゲーム課金への警告、そしてキャッシュレス決済の種類についてです。
「おこづかい帳」をつけることの重要性も強調され、実生活においてお金の出入りを意識する必要性についてお話しがありました。
実践的なワークショップ
後半では、実際の買い物を模したワークショップが行われました。参加者は近くのスーパーマーケットでカレーの材料を調達するというシミュレーションを体験しました。ここでは、以下のような条件を設定し、買い物を行いました。
- - 自由に材料を購入した場合
- - 予算が限られている場合
- - おつりが自分のお小遣いになる場合
このワークでは、行動の変化を体験しつつ、限られた条件下での選択が生活の知恵「生き抜く力」にどう結びつくかを学びました。また、このワークを通じて、どのキャッシュレス決済が利用できるかも考える機会を持ちました。
参加者の反応
講座の最後には「友達にお金を貸してほしいと言われたとき、どうするか」という問題について考える時間が設けられました。全員が「貸さない」と回答したものの、その理由には前半での学びが影響したものも多く、参加者たちの記憶に残る有意義な時間となったようです。
まとめ
このような講座は、ただ知識を伝えるだけではなく、実生活で役立つスキルを育むことや、将来の金融リテラシーを高めるための大切な機会であると考えられます。今後もこうした取り組みを通じて、若い世代がより良い金銭感覚を身に付けられることが期待されます。
詳しい講演内容については、一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所のホームページまたはお問合せ先までご確認ください。