流太郎が登場
2025-04-14 08:19:01

ハンディ流速計「流太郎」の誕生!簡単計測で革新を実現

ハンディ流速計「流太郎」デビュー



環境観測システムの提供で知られるクリマテック株式会社が、オーストリアのSommer社と提携し、新たなハンディ型流速計「流太郎」を市場投入しました。この非接触式の流速計は、わずか10秒で流速を測定できるという革新的な技術を搭載しています。

流速計の新時代を迎える


今まで、河川の流速観測には浮子という手法が主流でしたが、流太郎は電波を用いた新しいアプローチです。ドップラーシフト技術を活用し、水面に照射した電波の反射を元に流速を測定します。この非接触式の計測方法により、有人観測や漂流物による障害が回避され、効率的かつ安全に観測が可能となります。

クリマテックは従来より設置型の「RQ-30シリーズ」を取り扱っており、国内外で八千台以上の導入実績を持っています。今回の流太郎もRQ-30シリーズと同じ高精度のレーダーモジュールを使用しており、スポット計測にも対応しています。

特徴と利便性


流太郎の最大の特徴は、その手軽さと運用コストです。計測は、特別な設定を必要とせずに、到着後すぐに使用可能です。更に、装置のサイズはコンパクトで、軽量な筐体で構成されています。これにより、現場で手軽に計測が行えるのは大きなメリットでしょう。

また、バッテリーはマキタ製を利用しており、一度の充電で数百回の計測が行えます。利用者はスマートフォンアプリを通じて計測値を確認可能で、流速の設定も順流、逆流のいずれでも行えます。これにより、さまざまな現場に対応した柔軟な運用が可能となりました。

さらに進化する観測技術


流太郎は、環境観測だけではなく、研究や公共インフラの監視においても大変役立つ存在です。具体的には、河川の流速を測るだけでなく、国土交通省の水位観測所でも搭載されるなど、多岐にわたる応用が期待されています。このように、流太郎はユーザーのニーズを反映し、観測業務の効率化を図るための重要なツールとなりつつあります。

まとめ


クリマテックの「流太郎」は、従来手法の課題を解決し、現場での迅速な流速観測を可能にする新しい流速計として、多くの可能性を秘めています。価格も100万円以下を実現し、手の届きやすい製品となっているため、業界のニーズに応える製品として期待されます。今後の展開が楽しみですね。

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よくある質問


  • - Q: 雨は計測に影響しますか?
雨粒の影響はほとんどなく、計測は安定しています。

  • - Q: スマホで使えますか?
OSが対応している場合、スマホでの使用が可能です。

  • - Q: 風の影響は?
流速が遅い場合に影響が出ることがありますが、一定の流速では相対的に少なくなります。


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会社情報

会社名
クリマテック株式会社
住所
東京都豊島区池袋4-2-11CTビル
電話番号
03-3988-6616

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