RSアセットアドバイザーズと三菱HCキャピタルエナジーが提携し系統用蓄電池事業を強化

エネルギー業界に新たな動き！

2023年10月、RSアセットアドバイザーズ株式会社と三菱HCキャピタルエナジー株式会社が、フルマーチャント方式に基づく系統用蓄電池事業で業務提携を結びました。この提携は、現在のエネルギー市場におけるトレンドを反映したものであり、両社の持つ強みを最大限活かし、安定したエネルギー供給の実現を目指しています。

業務提携の具体的な内容

本提携によって、RSアセットアドバイザーズは主に蓄電事業に関する交渉やアセットマネジメント業務を統括し、三菱HCキャピタルエナジーは出資に加え、蓄電設備やアグリゲーターの選定を担当します。両社は、状況に応じて互いの役割を柔軟に調整しつつ、円滑な事業運営を図る方針です。

RSアセットアドバイザーズは、再生可能エネルギー設備や不動産ファンドの開発・運営を手掛けるRSホールディンググループの一員であり、全国規模で系統用蓄電池事業を担当しています。この会社は開発からファンドの組成まで一貫したサービスを提供しており、業界内での信頼性を築いています。

一方、三菱HCキャピタルエナジーは、2024年8月にサムスン物産株式会社との共同プロジェクトとして、北海道電力管内でのフルマーチャント業務を推進する計画を発表しました。彼らは、太陽光発電事業で培った知識や経験をもとに、これからも系統用蓄電池事業を積極的に進めていく予定です。

系統用蓄電池事業の重要性

系統用蓄電池は、再生可能エネルギーの不安定性を補う重要な役割を果たします。電力の変動を緩和し、また全体の電力系統の安定化を図ることが期待されています。両社は、系統用蓄電池の開発を通じて持続可能なエネルギー社会の実現に向けて努力する意向を示しています。

提携により両社が手掛ける事業は、単なるビジネスの枠を超え、地球環境保護にも寄与するものと考えられます。これからのエネルギー市場は、再生可能な資源を最大限活用する方向へシフトしていく必要があり、そのためには企業間の協力が欠かせません。