茨城県による新たな校長公募計画
茨城県は、2025年8月8日からエン・ジャパン株式会社を通じて、教員免許不問の「校長」を公立の中高一貫校など10校で一斉に公募します。これは、「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」の一環で、現職の校長が登壇するオンライン採用説明会は、2025年8月20日(水)19時から実施される予定です。
プロジェクトの背景
現代は目まぐるしく変化する時代で、その中で求められるのが自らの課題解決能力です。茨城県は、探究心を育む環境作りに力を入れ、探究活動や国際教育、科学教育に重点を置いた中高一貫校を全国に先駆けて設置してきました。これまでに10校が開校し、現在では全国最多の13校が存在します。また、2023年度には全国初となる公立のIT専科高校「IT未来高等学校」と、科学技術科を有する「つくばサイエンス高等学校」を開校し、若い世代にデジタルスキルと科学技術の教育を提供しています。
多様なリーダーシップの必要性
教育の現場では多様な経験を持つ校長が求められています。過去には、電通のクリエイティブディレクターや花王のマーケター、PwCコンサルティングのコンサルタントなど、多様なバックグラウンドを持つ人材が採用されてきました。その多様性は、魅力ある学校作りや生徒への多様な教育提供に貢献しています。特に、外国籍生徒の支援に力を入れる「結城第一高等学校」と「石下紫峰高等学校」は、今回の公募で初めてそのリーダーを募ります。
校長に求められるスキル
地方教育委員会の柳橋氏は、「未来を見通す能力、柔軟な発想力、地域のニーズに応じた人材育成のためのマネジメント力を持つ新しい校長が求められる」と述べています。これからの時代に必要なのは高い倫理観を持ち、教育への情熱を持った行動力です。
応募の詳細
公募の職種は「校長」であり、応募受付は8月7日から9月3日までの期間に行われます。応募は『ミドルの転職』や『AMBI』などの求人サイトを通じて可能です。問い合わせはエン・ジャパン株式会社の専用窓口までどうぞ。
このプロジェクトは、ぴったりな指導者による新たな教育の実現を目指しています。この機会に、自らの経験を教育界で生かしたいという方の応募をお待ちしています。