楽天証券がCboe上場の米国ETFを23銘柄取扱開始
楽天証券株式会社が2025年3月24日(月)15時(日本時間)より、シカゴ・オプション取引所(Cboe)に単独上場する米国の上場投資信託(ETF)23銘柄の取扱いを開始することが発表されました。この新規取扱いにより、投資家はより多様な市場動向やリスク許容度に応じた投資選択ができるようになります。
取り扱うETFの特徴
今回導入されるETFには、特に注目される商品があります。例えば、オプション取引を活用して市場の変動に強いバッファー型ETFや、収益性を高めるためにカバードコールを策略としたETFがあります。また、テクノロジー業界の巨大企業であるエヌビディアやマイクロストラテジーなどの株を高倍率で追随するレバレッジ型ETFも含まれています。こうした商品は、よりリスクを取る投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
楽天証券の取り扱いにより、投資家は様々な投資スタイルに応じた取引が可能となります。これからも、ますます進化する金融市場において、楽天証券は顧客のニーズに応える商品を提供し続けます。
Cboeの役割と歴史
シカゴ・オプション取引所(Cboe)は1973年に設立された、世界初のデリバティブ取引所です。これにより、Cboeはニューヨーク証券取引所(NYSE)やNASDAQと並ぶ米国の主要取引所の一つとして位置付けられています。Cboeは、デリバティブ商品やデジタル資産の取引に特に強みを持ち、伝統的なインデックス型ETFからアクティブ型ETF、さらにレバレッジ型ETFに至るまで、多様な金融商品が上場されています。
米国株式取引の需要
楽天証券は1999年に米国株式取引サービスを開始して以来、日本の個人投資家にとって米国市場へのアクセスを容易にするため、様々な商品やサービスを提供してきました。特に近年、資産形成の重要性が認識され、お金の不安がない老後を目指した投資需要が増加しています。楽天証券では、2021年12月からは米株積立サービスを、2022年7月からは信用取引サービスを提供するなど、顧客のニーズに合わせたサービスを拡充しています。2023年には為替取引の手数料を無料化し、さらに2024年の新NISAにおいては、海外ETFや米国株式の取引手数料も無料にする方針まで打ち出しています。
こうした取り組みの結果、2024年12月末の楽天証券における米国株式の預かり資産残高は、前年同時期に比べて50%も増加。このように、多くの顧客が米国株式を中心とした資産形成を実現しています。
新たな投資の選択肢
新たに取り扱われる米国ETFの導入により、楽天証券のお客様は手数料を抑えつつ、より広範囲な銘柄から選択し、ご自身の投資スタイルに合った取引が行えるようになります。楽天証券は、顧客一人ひとりのFinancial Well-Beingを最大化するために、魅力的な商品やサービスを提供し、顧客基盤のさらなる拡大を目指しています。
注意事項
楽天証券の取り扱う商品には所定の手数料や経費がかかる場合があります。また、商品の価格変動による損失リスクも存在します。投資を行う際には、それらのリスクと手数料について十分に理解した上で取引を行うよう心がけましょう。