むし歯菌と腎症の関係
2024-10-24 11:50:10

岡山大学の新発見!むし歯菌が指定難病に関与する可能性についての研究

岡山大学の新たな発見



岡山大学の学術研究院医歯薬学域(歯)からの研究チームが、むし歯菌が引き起こす指定難病・IgA腎症の発症メカニズムに迫る新たな成果を報告しました。これまで原因が不明とされていたこの疾患ですが、最新の研究により、むし歯菌が発生に関与する可能性が示されています。

IgA腎症とは?



IgA腎症は、免疫グロブリンA(IgA)が腎臓に沈着し、慢性的な炎症を引き起こす病気で、日本国内には約33,000人の患者がいると推計されています。しかし、根本的な治療法が未だ確立されておらず、効能のある治療法が待たれています。

研究の背景と成果



今回の研究は、仲野道代教授と仲周平准教授らによるもので、動物モデルを用いた実験を通じて、むし歯菌(ミュータンスレンサ球菌)が表面に持つコラーゲン結合タンパクが、IgA腎症の発症に関与していることを示しました。この知見により、今後、むし歯菌を標的とした新たな治療法が期待されます。

研究の意義



本研究の大きな意義は、医科と歯科の連携による新たな研究視点です。仲周平准教授は、「これまでは口腔内の細菌と腎臓疾患が別々に研究されていましたが、今後は協力し合うことが重要です」と述べています。つまり、それぞれの専門分野での知見を持ち寄ることで、これまで解決されていなかった病気の根本原因を解明する可能性も広がるのです。

今後の展望



この成果を基に、研究チームはさらなる検証を進め、実際の治療に結びつけることを目指しています。仲野教授は、「患者の病状改善を目指し、新たなプロジェクトを立ち上げます。口の細菌が与える影響を考慮し、より多角的なアプローチからの研究を進める予定です」とコメントしました。

まとめ



岡山大学の研究は、むし歯菌の背後に潜む未解明のメカニズムに光を当て、IgA腎症に関する新たな視点を提供しました。この成果が実用化されることにより、多くの患者が救われることを期待しています。研究の進展に今後も注目が集まります。

参考情報




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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
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086-252-1111

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