10億円の資金調達
2025-04-16 14:21:44

EFポリマー、シリーズBラウンドで10億円の資金調達を成功させる

EFポリマー、シリーズBラウンドで10億円の資金調達を実施



100%オーガニックの超吸水性ポリマーを開発するEFポリマー株式会社(沖縄本社、CEOナラヤン・ガルジャール)は、シリーズBラウンドのファーストクローズにおいて、第三者割当増資を通じて総額10億円の資金調達を成功させました。この資金調達は、研究開発の加速や組織体制の強化、国内外での事業拡大に向けた重要な礎となります。

事業の進展と未来の展望



EFポリマーは、2020年にインドにおいて農業用資材「EFポリマー」の販売を開始し、日本、米国、フランスなど、多岐にわたる市場へと進出を果たしてきました。急速に広がる気候変動の影響で、農業資材の需要は高まる一方で、すでに20カ国以上で実証実験や商談が進行中です。

今後の戦略としては、主要市場における体制の強化に加え、園芸や造園分野における新たな展開も視野に入れています。これにより、さらなる市場拡大を図る考えです。

非農業分野での確固たる展開



農業分野からの脱却を考え、化粧品や日用品向けの増粘剤としての活用にも取り組んでいます。
特に、岩谷産業と共同で開発した生分解性保冷剤「Cy-Cool」や、綜研化学とのコラボレーションによる吸水シートといった商品は、その代表例です。

EFポリマーは、従来の石油由来素材から脱却し、オーガニックポリマーを用いることで各業界のグリーントランスフォーメーション(GX)を推進しています。

研究開発の新たなステップ



今後の研究開発 (R&D) では、原料の多様化を目指し、オレンジやバナナの皮以外の素材を用いたポリマーの開発に注力します。また、持続可能な製造プロセスの確立に向けた資源循環型モデルの構築と、農業分野での新製品開発にも注目しています。

さらに、グローバルな生産体制の強化を図り、実証と構築を進めたいと考えています。

資金調達の背景と参加企業



今回のシリーズBラウンドでは、投資家に既存株主のユニバーサル・マテリアルズ・インキュベーター(UMI)やMTG Venturesが名を連ねるほか、新たに琉球銀行、Future Food Fund、津梁ファンドも参加しました。この資金調達は、特に国内外での事業拡張や海外製造拠点設立を目指す重要な動きとなります。

CEOナラヤン・ガルジャールのコメント



EFポリマーのCEOナラヤン・ガルジャール氏は、「私たちの使命は水に関する課題を解決し、農家の暮らしを改善すること。そして、技術の展開を通じて持続可能な社会の実現に寄与することです。今回の資金調達は、グローバルな事業展開や研究開発を加速させ、持続可能なモデルの実現に向けた大きな一歩となります」と語っています。

NEDOスタートアップ支援制度の採択



また、EFポリマーは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催するディープテック・スタートアップ支援基金の一環として、最大8億円の補助金を受けることが決定しています。これにより、2025年度から2028年度にかけて長期の研究開発に取り組む予定です。

EFポリマーのビジョン



EFポリマー株式会社は、インド発のディープテック・スタートアップとして、オレンジやバナナの皮といった残渣から100%オーガニックの超吸水性ポリマーを製造しています。今後もその技術を用いて水不足を解決し、環境問題に取り組んでいく方針です。詳細は公式サイトをご覧ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
EF Polymer 株式会社
住所
沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919-1
電話番号
050-3196-8761

関連リンク

サードペディア百科事典: 沖縄 資金調達 EFポリマー

Wiki3: 沖縄 資金調達 EFポリマー

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。