株式会社マクニカがオーエスジーへ提供した新たなセキュリティソリューション
株式会社マクニカは、オーエスジー株式会社に自社開発のセキュリティソリューション、Macnica Attack Surface Management(以降、Macnica ASM)を導入しました。この取り組みは、企業の外部資産管理を強化し、サイバーセキュリティの向上を図るものです。
サイバー攻撃の増加と企業の課題
近年、外部資産を狙うサイバー攻撃が急激に増加しています。特に海外拠点やグループ会社を抱える企業にとっては、公開されている資産の管理が重要な課題となっています。例えば、工具メーカーであるオーエスジーは、IT資産の管理を試みていましたが、リアルタイムでの把握や包括的な視点が欠如していました。このような中、2023年に発生したランサムウェアの被害を受けて、外部資産の可視化と攻撃の経路特定が急務となりました。
Macnica ASMの選定理由
オーエスジーがMacnica ASMを選んだ理由は多岐にわたります。まず、事前の情報なしでも高精度に資産や脆弱性を特定できる点が挙げられます。また、未使用のドメインや資産を自動で抽出し、従来のアナログ的方式による収集を大幅に簡素化できます。過検知が少なく、限られたリソースでも優先順位を考慮した安全対策を講じることが可能です。特に、VPN資産を重要視し、効率的なセキュリティ対策が実現できる点が魅力的でした。
導入後の効果
2024年11月から開始された正式運用により、オーエスジーでは数々の効果が確認されています。まず、ASMの自動収集機能を活用することで、少人数のチームでも数百件に及ぶ脆弱性を把握することができました。また、VPN資産を優先的に管理する体制が整い、クリティカルなリスクに迅速に対応できるようになりました。
さらに、各グループ会社との連携が強化され、最適なコミュニケーションの流れも確立されました。「Critical」アラートは即座に対応し、他のリスクは定期的にアップデートする運用ルールも策定され、フォレンジック業務の削減と運用効率の向上にも寄与しています。
今後の展望と展開
オーエスジーは、現在のVPN資産を最優先に対応する方針ですが、今後は他の脆弱性にも取り組む予定です。Macnica ASMによって収集される情報と脆弱性データを効率的に管理し、リスクの高い資産を確実に把握していくことが目標とされています。これにより、企業全体のセキュリティ成熟度を向上させる取り組みが進められるでしょう。
Macnica ASMの力
マクニカの自社開発するMacnica ASMは、企業が直面するリスクを軽減するだけでなく、持続可能なセキュリティ運用を実現するための力強いツールです。これらの取り組みを通じて、ランサムウェアの被害が多く発生する現代において、外部資産の適切な管理や脆弱性の把握に貢献し、企業がさらなる安全性を追求する支援を行っていきます。
詳細については、マクニカの公式ウェブサイトを確認してください:
マクニカ公式サイト そして、オーエスジーの詳細情報もご覧ください:
オーエスジー公式サイト
これからもマクニカは、最新の技術とノウハウを駆使し、セキュリティの分野でのリーダーシップを発揮していく所存です。