子育て世帯を応援！新たに生まれ変わる牛乳サービス

サゴタニ牧農、子育て世帯への新サービス

広島県広島市のサゴタニ牧農が2025年4月1日から、宅配専用の「こそだて応援牛乳」を一新し、新しいサービスを開始します。これは、18歳以下のお子様がいる家庭向けに、よりお得に牛乳を届けるために設計された商品です。サゴタニ牧農は、牛を自身で育て、加工、宅配まで手がける乳業メーカーであり、お客様との絆を大切にしてきました。

創業から続く宅配事業の理念

創業者の久保政夫が1941年に八丈島から持ち帰った牛たちは、今や地域に根付く大切な存在です。「自ら作り、自ら売ることが農民の自立」との理念の下、長年にわたり続けてきた宅配事業は、今や売上の70%を占める重要な事業です。生乳を使用した牛乳は、低温殺菌で風味を保ちながら提供されますが、賞味期限が5日と短いため、フレッシュな状態での宅配が重要です。

「こそだて応援牛乳」の背景と特徴

「こそだて応援牛乳」は、子育て家庭からの「美味しい牛乳を飲ませたいけれど、経済的な負担が大きい」という声を受けて誕生しました。20年の間、多くの家庭に選ばれ、広島市や廿日市市の約1000軒に届けられています。新たなパッケージは、水色とピンクのツートンカラーで描かれた可愛らしい仔牛のイラストが特徴。これにより、子どもたちの食卓を明るく演出します。

新しいサービスとして設けられたLINEコミュニティでは、育児に役立つ情報を発信し、利用者限定のイベントも予定されています。毎月第三日曜日には、牧場散歩や乳搾り体験、焚き火体験など多彩なアクティビティが夏季に行われ、家族での交流が深まります。

自然とのつながりを育む体験

こどもが自ら牛乳を取りに行くことは、成長に欠かせない“お仕事”となり、感謝の気持ちを育てます。実際、ある子どもは「この牛乳を飲んでいるから、僕は元気に育っている」と語ったそうです。このように、飲食物が命から来ている事実を感じることができる瞬間を大切にしています。

サゴタニ牧農は、社会で育てられる子どもたちへの責任を果たすため、一部の売上を支援団体に寄付することも決定。第一弾は、認定NPO法人D×Pへの支援を予定しています。これにより、地域社会の課題解決にも貢献し、利用者へ「こそだて応援牛乳」の理念を広めていきます。

終わりに

サゴタニ牧農が描く未来は、ただ美味しい牛乳を提供するだけではありません。食の意味を考えながら、より良い食文化を育てていくことに重きを置いています。牛乳一杯の背後にある、農と命の営みを理解し、家庭での食卓が貴重な経験となることを願っています。サゴタニ牧農の新たな試みに注目しながら、家庭と牧場のつながりを感じていただければ幸いです。

サゴタニ牧農公式ウェブサイト: sagotani.net

Instagram: @sagotanifarm