Asanaが誇る新機能「Smart Workflow Gallery」
人とAIの協働を促進するワークマネジメントプラットフォームのリーダー、アサナジャパン株式会社は、「Smart Workflow Gallery」の導入を発表しました。この新機能は、日々の業務におけるAI活用を進め、従業員の生産性を高めることを目的としています。
Smart Workflow Galleryの概要
「Smart Workflow Gallery」は、事前に設計されたAI対応のワークフロー集で、Asanaが数百社のグローバル企業から取得したベストプラクティスを基に構築されています。これにより、マーケティングやIT、オペレーションなどさまざまな部門のリーダーやチームがAIと協働し、効率的な業務遂行のためのガイドラインを得ることができます。
この機能は、AsanaのノーコードAIワークフロー構築ツールである「Asana AI Studio」を補完するもので、ユーザーはゼロからワークフローを構築することもできれば、テンプレートを活用して迅速に導入することも可能です。例えば、クリエイティブチームはギャラリーからワークフローを選び、AIが新規リクエストのレビュー、概要の精査、タスクの優先順位付けなどを自動で行うため、その間に人間はよりクリエイティブな業務に集中することができます。
また、AIの設定や監視は常に人間の手に委ねられますので、コントロールが効いた状態での業務運用が可能です。さらに、Asana独自の「Work Graph」を基にした構造により、組織内の作業履歴を文脈付きで把握でき、AIがより正確な判断を下す手助けをします。
企業におけるAIの活用現状
Asanaの「Work Innovation Lab」の調査によれば、多くの企業はAIを限られた業務プロセスにしか活用しておらず、知識労働者の約半分の時間は低付加価値業務に費やされています。しかし、AIを業務フローに統合することで、売上増加や生産性向上に繋がるというデータも明らかになっています。
ここで注意が必要なのは、AIを部分的に使うのではなく、組織全体で活用することに取組むべきだという点です。Asanaの共同創業者でありCEOのダスティン・モスコビッツ氏は、「AIは生産性を大幅に向上させる可能性を秘めていますが、多くの企業はそのポテンシャルを十分に引き出せていません」と述べています。
Smart Workflow Galleryの具体的な内容
Smart Workflow Galleryは、2025年5月から7月にかけて段階的に提供が開始されます。この初期リリースには、IT部門での新規採用オンボーディングやチケット管理、マーケティング部門での編集カレンダーやキャンペーン管理、オペレーション部門における戦略計画や目標管理など、さまざまなワークフローが含まれます。今後も顧客のニーズに応じた機能拡充が予定されています。
スキル育成支援プログラムの開始
Asanaでは、昨年から提供している「Asana コラボレーティブワークマネジメント認定資格プログラム」の一環として、「ワークフロースペシャリスト認定資格」コースの日本語版の提供も開始しました。このコースは、自分のペースで学ぶことができ、タスクやプロジェクトの基本的な操作から、高度な機能の使いこなしまで支援します。
また、認定試験を通過すれば、公式資格を取得でき、LinkedInなどのSNSで自身のスキルを証明することができます。
まとめ
Smart Workflow Galleryを通じて、Asanaはさらなる生産性向上を目指し続けています。人とAIが協力し合うことで、業務遂行が円滑に進む未来が期待されます。さらなる詳細は、Asanaの公式ウェブサイトやAsanaアカデミーをご覧ください。