Japan Asset Managementが提供する新投資運用サービス「Profolio」
株式会社ジャパンアセットマネジメント(以下、JAM)が、フィンテック企業である株式会社スマートプラスが開発した投資一任サービスプラットフォーム「Digital Wealth Manager(以下、DWM)」を採用し、新たな投資運用サービス「Profolio」を2023年8月8日に開始しました。これは、次世代金融インフラを提供することにより、顧客のニーズに応える新しいアプローチを実現するものです。
提供背景
独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)業界では、特定金融機関に属しない中立的な立場から顧客資産の運用を行うことの重要性が増しています。しかし、従来のビジネスモデルでは業務委託契約型のコミッションに依存しており、これが利益相反を引き起こす可能性が指摘されています。これに対抗する形で、JAMはストック型ビジネスモデルを採用し、2年間の運用経験を経て「JAM WRAP」というサービスを提供してきました。新たに導入された「Profolio」は、これまでの実績を基にした進化したサービスです。
「Profolio」の特徴について
「Profolio」は米国上場のETFを中心に、株式、債券、金、REITなどさまざまなオルタナティブ資産への分散投資を行います。このサービスは、預かり資産の規模によって組み入れ銘柄数が異なり、例えば、運用資産が20,000米ドル以上の場合は、高額コースとして24銘柄に分散投資され、3,000から20,000米ドルの場合は中額コースの11銘柄、500から3,000米ドルの場合は少額コースの5銘柄となり、それぞれに応じて効率的なパフォーマンスを追求します。
さらに、各コース内にはリスク許容度に応じた4つの運用コース(①積極コース、②普通コース、③保守コース、④NISAコース)が用意されており、合計で12の戦略が展開されます。NISAコースは新しいNISA制度に対応したもので、顧客が成長投資を行うための選択肢を提供します。
運用の透明性とサポート体制
「Profolio」において、JAMが証券口座の開設や投資一任契約の媒介、投資助言を担い、その運用と証券口座の管理はスマートプラスの役割です。顧客に安心感を提供するため、運用報告書は半年に1度、取引報告書は取引ごとに発行され、透明性を確保しています。また、資産の見直しやリバランスは原則毎月行われ、相場の急変時には適宜対応する仕組みが整っています。
プラットフォーム「Digital Wealth Manager」
「Digital Wealth Manager」は、仲介業者が迅速に独自ブランドの投資運用サービスを提供できることを目的としたプラットフォームで、多くのIFAからも支持を集めています。このプラットフォームにより、多様な投資戦略や手数料体系の設計が可能になり、IFAが顧客に親身になったサービスを提供する道が開かれています。
会社紹介
Japan Asset Managementは2018年に創業し、金融商品仲介業務を通じて多くの顧客の資産運用を支援してきました。顧客の夢や目標の実現をサポートすることをビジョンに掲げ、今後もさらなる進化を目指します。
一方、スマートプラスは証券ビジネスプラットフォームの提供を行う企業であり、Finatextグループの一員として、次世代金融インフラの構築を進めています。彼らは金融サービスをより身近な存在にすることを目指し、革新的なソリューションを提供しているのです。
まとめ
新しい投資一任運用サービス「Profolio」の展開は、独立系ファイナンシャルアドバイザーにとって大きなチャンスとなるでしょう。多様な資産への分散投資や透明性の高い運用報告は、顧客からの信頼を得る上で重要な要素となります。投資のエキスパートであるJAMと、先進的なプラットフォームを提供するスマートプラスが手を組むことで、今後の資産運用の選択肢が大いに広がることが期待されます。