三井不動産株式会社は、子育てサポート企業として2024年7月に「プラチナくるみん」の認定を厚生労働省東京労働局長から受けました。この認定は、次世代育成支援対策推進法に基づくもので、子育てと仕事の両立を支援するための高い水準の取り組みが評価された結果です。
以前から「くるみん」認定を受けていた三井不動産は、2022年度に男性の育児休業取得率100%を目標に掲げ、以降もその取得率を100%超で維持しています。この取り組みは、男性社員が積極的に育児に加わることを促進すると同時に、より良い育児環境づくりを目指すものです。
具体的には、育児や介護との両立を支援する制度や施策が整備されています。たとえば、ワーキングファザー座談会や育児座談会を通じての交流、出産や育児に関する面談制度の導入、働く場所や時間を柔軟に選べる制度(リモートワークやスーパーフレックス制度)など、多方面からのサポートが行われています。また、事業所内保育所や保育費用の補助制度も整備されており、従業員の育児に対する金銭的な支援も充実しています。
さらに、三井不動産グループはダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進を企業戦略の一環として掲げており、多様な価値観やライフスタイルを持った人材がそれぞれの能力を最大限に発揮できる環境づくりに努めています。これにより、すべての従業員が尊重され、互いに認め合う文化を育むことを目指しています。
「プラチナくるみん」に認定されたことで、三井不動産は今後もさらなる取り組みを推進していく意向です。従業員それぞれの多様なライフスタイルや価値観を尊重し、支援することで、よりよい職場環境の実現に向けて邁進していきます。
また、三井不動産のサステナビリティについても触れておくべきです。同社は「共生・共存・共創」に基づき、社会的価値の創出を重視しています。これは経済的価値の創出にもつながると考えており、持続可能な社会に貢献するためにも積極的に取り組んでいます。
このような取り組みを通じて、三井不動産は今後も社会全体での子育て支援や多様性に富んだ環境づくりを推進していくものと期待されます。