i-PRO株式会社、映像セキュリティ業界で初のISO/IEC 42001認証を取得
i-PRO株式会社は、5月22日、映像セキュリティ業界で初となるISO/IEC 42001(AIマネジメントシステム)を取得した、と発表しました。この認証は、イギリス規格協会(BSI)から授与され、AIの運用に関する国際的な基準を示すものです。
認証の意義
AI技術の急速な普及が進む中、AIの信頼性と安全性がますます重要視されています。このような背景の中で、i-PROはAIマネジメントの国際規格であるISO/IEC 42001を取得することにより、AIを責任ある形で活用する姿勢を示しました。この認証は、組織がAIを倫理的に運用していることを証明するものです。
BSIジャパングループより14年にわたって支援を受けてきたi-PROは、2024年11月に社内チームを発足させ、認証取得に向けた取り組みを開始しました。このプロジェクトでは、AIガバナンスやプロジェクトマネジメントに加え、従業員が日々の業務で「信頼できるAI」を実践できているかどうかも審査の対象となりました。
i-PROのコメント
i-PROの代表取締役社長、中尾真人氏は、「このたびの認証は、映像セキュリティ業界として初めてのもので、大変嬉しく思っています。AIマネジメントシステムに準拠することは、当社が責任あるAIイノベーションに対する強いコミットメントを持っていることを示すものです。お客様からの技術への信頼を一層深め、安心して利用していただけることにつながると信じています」と語っています。
BSIジャパンの支援
BSIジャパンの代表取締役社長、漆原将樹氏は、「責任あるAIマネジメントシステムの導入は、倫理的かつ責任を持ってAIを運用している証しであり、業界全体に好影響をもたらす」と述べています。近年のAIに求められる信頼性と透明性の流れにも一致する取り組みであり、BSIとしてi-PROを支援できたことを誇りに思います。
i-PROの社拠
i-PRO株式会社は、セキュリティ、セーフティ、医療用エッジコンピューティングカメラのリーディングカンパニーです。60年以上の経験を生かし、高品質かつ信頼性のあるハードウェアを用いた最先端技術を開発しています。i-PROの製品はカスタマイズが容易で、お客様のニーズにフレキシブルに応えます。また、AIを倫理的かつ責任ある形で活用し、強固なサイバーセキュリティを備えた持続可能な技術を提供しています。
i-PROは2023年より国連グローバル・コンパクトの参加企業としても活動をしています。公式ウェブサイト(
i-PRO株式会社)でも、最新情報や製品について確認することができます。
まとめ
i-PRO株式会社が取得したISO/IEC 42001の認証は、映像セキュリティ業界におけるAIマネジメントシステムの新しい基準になり得る重要なステップです。今後のさらなる発展が期待されます。