ゲノム解析の新しい時代を迎える
2021年6月29日、ゲノム解析の先駆者であるcBioinformatics株式会社(本社:東京・千代田区)は、タカラバイオ株式会社(本社:滋賀・草津市)に対して、同社が開発した統合的なゲノム情報解析のクラウドサービスのライセンスを提供する契約を締結しました。これは、研究者や医療現場におけるゲノム情報の解析をより簡便に行うための画期的な取り組みです。
新たに提供されるサービス
このサービスは「Expression Miner 2.0 powered by cBioinformatics Socrates」と名付けられ、RNA-seqやDNA-seqの各種遺伝子情報を一元的に解析できる特長があります。これにより、研究者たちは複雑なデータを扱うことなく、様々なクリニカル情報を統合して解析することが可能になります。さらに、cBioinformatics社が独自に開発した解析プラットフォームを活用することで、遺伝子解析に不慣れな研究者でも、簡単に詳細な解析を行うことができるのです。
cBioinformatics社のミッション
cBioinformatics社は、2019年8月に設立され、ゲノム医療の普及を目指して、ゲノム・オミックス解析技術と臨床知識を融合させたゲノム医療の解析プラットフォームを開発しています。同社は、これらの技術を活用し、医療の現場でのゲノム情報の実践的な利用を支援することを目的としています。詳細は
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タカラバイオ社の役割
一方、タカラバイオ社は、試薬や機器の製造・販売、受託事業、遺伝子医療事業を展開しており、遺伝子解析において国内最大級の受託施設を有しています。タカラバイオが提供するサービスには、ヒトゲノムの配列解析や、がん関連遺伝子の網羅的解析などが含まれ、これまで多様なニーズに応えてきました。詳細は
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未来の展望
この提携により、タカラバイオ社はゲノム解析の技術をさらに進化させ、医療関係者や研究者に対して低いハードルでの解析サービスを提供できるようになります。ゲノム医療が広がりを見せる中、このクラウドサービスは研究の効率化と質の向上に寄与することが期待されます。今後、より多くのデータが解析され、新たな知見が得られることで、医療の発展に大きく貢献するでしょう。
お問い合わせ先
本件に関する詳細な情報やお問い合わせについては、cBioinformatics社の公式サイトまたは以下のメールアドレスをご利用ください。
Email:
[email protected]
この新しいクラウド型遺伝子解析サービスは、研究者や医療現場におけるデータ解析の革新をもたらす一助となるでしょう。今後の展開に注目です。