Synologyが発表した新しいデータ保護アプライアンス「ActiveProtect」
2025年1月9日、東京に本社を置くSynologyは、エンタープライズ向けの全く新しいデータ保護アプライアンス「ActiveProtect」を発表しました。この新製品は、業務に必要なデータのバックアップや復元を一つのアプライアンスで管理できるという、使い勝手を大幅に向上させた設計となっています。
ActiveProtectの特徴
ActiveProtectは、多くの機能をひとつにまとめ、企業が抱えるデータ保護の複雑さを解消することを目指しています。その主要な機能には以下のようなものがあります。
- - 統合ソリューション:個別に購入する必要のないハードウェアやソフトウェアが組み合わせられ、一つのデバイスでバックアップ、復元、管理を行えます。このため、導入や運用の負担が大幅に軽減されます。
- - 包括的なプラットフォームサポート:このアプライアンスは、PCやMac、さらには仮想マシンやデータベース、Microsoft 365の各種サービスに至るまで、あらゆるデータを保護します。すべては直感的なシングルインターフェースを通じて行えるため、ユーザーにとって非常に使いやすく設計されています。
- - スケーラブルな管理:ActiveProtect Manager (APM) コンソールを使用すれば、最大150,000件のワークロードや2,500のサイトを管理できます。これにより、大規模なデータ環境においても効率的な監視と管理が可能です。
- - 高度な保護機能:サイバー攻撃への対策として、不変バックアップやエアギャップ機能、そして規制遵守を実現するための機能が搭載されています。
- - 効率性の向上:同社の重複排除技術により、バックアップの効率が大幅に向上し、ネットワークの負荷を最大99%も軽減できることが実現されています。この技術は運用コストの削減にも寄与します。
- - 独自の価格モデル:一度の購入で包括的なサポートと保護機能を利用でき、追加のサブスクリプションは不要です。これにより、企業はコスト面でも大きなメリットを享受できます。
実際の利用者の声
J-Shine International LogisticsのITマネージャーであるLiao氏は、ActiveProtectの導入後の感想を次のように述べています。「私たちはシステムのインストールや管理の効率が大幅に向上したことに非常に満足しています。インストールは迅速で簡単でしたし、一つのインターフェースですべてを管理できるため、作業時間が著しく減少しました。」
まとめ
ActiveProtectは、Synologyのハードウェアとソフトウェアの専門知識、さらにユーザーとの緊密な協力から生まれた製品です。この新しいデータ保護アプライアンスは、企業がデータを安全かつ効率的に管理するための強力なツールとして機能することでしょう。
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会社概要
Synology Japan株式会社は、東京都千代田区に位置し、NASやルーター、監視システムの開発、製造、販売を行っています。設立は2018年4月で、資本金は3000万円です。URLは
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