美術系学生の就活実態調査速報
株式会社ユウクリが運営する「クリエイターワークス研究所」は、2025年卒の美術系学生に関する就職活動実態調査の結果を発表しました。本調査は美大生や芸大生を対象に行われ、今回はその速報第3弾としてお届けします。調査の完全版は2025年2月21日にリリース予定で、全体の傾向とともに就職活動のリアルを掘り下げる内容となっています。
インターンシップ参加割合が前年を上回る
今回の速報で特記すべき点は、インターンシップへの参加割合と平均参加社数が共に前年を超えたことです。具体的には、インターンシップ参加割合は昨年から12.4ポイント増、新たに参加した平均社数も1.79社増加しました。これは、美術系学生たちがより活発に業界に触れ、実務経験を積もうとしている姿勢を反映しています。
インターンシップの目的
参加者が挙げたインターンシップ参加の目的としては、主に以下の三つが上位にランキングされています。
1. 企業・職場の雰囲気を知ること
2. 仕事理解を深めること
3. 業種理解を深めること
特に″企業・職場の雰囲気を知る″という目的は、昨年から4.7ポイント増加し、参加者の多くがこの要素を重視していることが明らかとなりました。これは、新卒学生たちが会社選びの基準として、より具体的なイメージを求めていることを示しています。
今後の展開
この調査の成果は、大学関係者や新卒採用担当者にとって、今後の採用活動に役立つ情報を提供することが期待されます。特に、インターンシップ参加の増加は企業側にも新たなチャンスを生む可能性があります。今後は、何を求めて学生たちが企業に接触するのか、さらに深く解析していく予定です。
調査概要
調査は2024年に大学と学生に対して行われ、全国の美術系、芸術系、工業系、情報系の大学生227名を対象にしています。調査方法は郵送およびインターネットを通じて実施されました。この取り組みは、今後も多くの企業や教育機関に対して情報を提供し、美術系学生の就職活動をサポートしていくことを目的としています。
結論
2025年卒美術系学生の就職活動におけるインターンシップ参加の増加は、彼らの業界への関心を反映した重要なポイントと言えます。この動向を受けて、企業側も学生たちにとって魅力的な職場をアピールする必要があるでしょう。完全版の調査結果がリリースされることが待たれます。