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ASTRO GATEとインフォステラの業務提携

2025年5月7日、株式会社インフォステラとASTRO GATEが業務提携を発表しました。この提携により、両社は宇宙インフラの拡充に向けて連携を強化し、地上局の設置とスペースポートの開発を共同で進めていくことになります。

インフォステラは、周回衛星向けのGround Segment as a Service（GSaaS）プロバイダーとして知られています。一方、ASTRO GATEはスペースポートの調査や企画、運営を手掛けており、両社の協力によって宇宙産業の新たな地平を開くことが期待されています。

提携の詳細

本提携に関する覚書（MoU）によれば、ASTRO GATEはそのスペースポート開発における知見を元に、インフォステラが検討する地上局建設候補地の支援を行います。特に、政府や地方自治体との提案活動を通じ、候補地の選定を円滑に進めていく方針です。この新たに建設される地上局は、インフォステラの衛星通信業務に加え、ASTRO GATEのロケット打ち上げの目的にも対応できる設計になる予定です。

期待される効果

この提携によって、インフォステラは地上局ネットワークの拡大を加速し、衛星運用インフラのさらなる最適化を図ることが可能となります。また、ASTRO GATEにとっても、スペースポート事業との連携を強化し、サービスを拡大する機会を得ることになります。両社は相互に補完的な関係を築き、グローバルな宇宙インフラ整備を戦略的に進めていく計画です。

代表者コメント

ASTRO GATEの代表取締役、大出大輔氏は「インフォステラとのMoU締結を大変嬉しく思います。私たちのネットワークとノウハウを活かし、世界中で地上局設置を進め、ロケットの軌道設計の自由度向上に貢献していきたい」と語りました。

一方、インフォステラの代表取締役、倉原直美氏も「地上局インフラの拡充を目指し、ASTRO GATEとの連携によって候補地開拓が加速することを期待しています。両社の強みを活かし、宇宙インフラの発展に貢献する所存です」とのコメントを述べています。

両社のビジョン

ASTRO GATEは、スペースポートやその周辺地域開発をサポートし、人類に新たな出会いを提供することを目指しています。世界中の国や企業に対して、トータルサービスを提供し、ロケット打ち上げ支援サービスやコンサルティングも行っています。2024年には福島県南相馬市でのロケット打ち上げ支援も手掛けます。

一方のインフォステラは、地上局ネットワークの仮想化を進めることにより、衛星運用を支援しています。信頼性の高い運用を実現するため、北海道・大樹町にテレポート（地上局）を所有・運用し、さらなるプレゼンス拡大を図っています。

この業務提携によって、両社は共に成長し、宇宙産業における革新を実現しようとしています。今後の展開に大いに期待が寄せられています。

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