セキュリティ人材育成
2023-01-18 13:00:02

網屋とサイバージムジャパン、東京都内にセキュリティトレーニングセンターを設立

網屋とサイバージムジャパン、セキュリティトレーニングセンターを設立



株式会社網屋と株式会社サイバージムジャパンは、サイバー攻撃の脅威が年々増加する現状を背景に、東京都内に新たなセキュリティトレーニングセンターを共同開設しました。このトレーニングセンターは専門人材の育成に特化し、セキュリティ対策のサポートを強化していくことを目的としています。

新設トレーニングセンターについて



新たに設立される「日本橋アリーナ」は、東京都中央区日本橋浜町に位置し、2023年の4月に開設予定です。この施設では、サイバーセキュリティに関する高度なトレーニングを受けることができ、企業からのニーズに応じて様々なプログラムが用意される予定です。

深刻な人材不足に直面する現状



サイバー攻撃がますます巧妙になっている今日において、企業はサイバーセキュリティを経営の最重要課題として位置付ける必要があります。しかし、総務省の調査によれば、2020年時点で国内に約19万人のセキュリティ人材が不足しており、中小企業においては特にこの問題が顕著です。また、IT業界でも2030年には最大79万人の人材不足が予想されています。

この人材不足が企業のセキュリティ対策を進める妨げとなっており、これを解決するためにはトレーニングと育成が不可欠です。新たなトレーニングセンターの設立は、そのような社会的ニーズに応えるものとなります。

業務提携の内容



本業務提携では、サイバージムジャパンが網屋のトレーニングセンターの開設や運営支援を行い、ホワイトハッカーを含むセキュリティエンジニアの育成を強化します。また、網屋が提供する「ALogシリーズ」などのセキュリティツールを活用し、中堅・中小企業のサイバーセキュリティ対策の強化を図ります。

網屋の役割と提供サービス



株式会社網屋は、サイバーセキュリティに特化した企業であり、AI技術を利用したログ分析ソリューションを中心とした事業を展開しています。特に、国内外で5,100契約以上の実績を持つ「ALogシリーズ」は、サーバーログの監視を自動で行い、セキュリティへの取り組みを実現するための重要なツールです。中堅・中小企業向けのセキュリティサポートとして「セキュサポ」「ランサポ」といったサービスを提供しており、人材不足に直面する企業をサポートします。

サイバージムジャパンの取り組み



一方、サイバージムジャパンは、イスラエルのCYBERGYMと提携し、実践的で体系的なサイバーセキュリティトレーニングを提供してきました。本業務提携を通じて、国内でのトレーニング施設のネットワークを強化し、今後も人材育成を加速させることを目指しています。

結論



今後、網屋とサイバージムジャパンの連携によるセキュリティトレーニングセンターの運営は、サイバーセキュリティ人材の育成や供給に大きな影響を与えることでしょう。サイバー攻撃の脅威が高まる中で、企業が持続的に成長していくためには、こうした取り組みが必要不可欠となります。

会社情報

会社名
株式会社サイバージムジャパン
住所
東京都港区虎ノ門4-1-40江戸見坂森ビル
電話番号
03-6807-4312

トピックス(IT)

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