環境負荷低減！NAGASEグループがバイオ由来高吸水性ポリマー開発に成功
環境負荷低減！NAGASEグループがバイオ由来高吸水性ポリマー開発に成功
NAGASEグループは、環境負荷の低減に貢献する画期的な技術として、バイオ由来の高吸水性ポリマー（SAP）の開発に成功しました。従来のSAPは、アクリル酸を主原料としたポリアクリル酸系が主流でしたが、石油由来で非生分解性という課題がありました。
今回の開発では、澱粉を主原料とし、林原の酵素技術とナガセケムテックスの樹脂製造技術を融合することで、高い吸水性能を実現しました。この開発品は、生分解性も備えているため、環境への負荷を大幅に低減することができます。
従来の課題を克服した革新的な技術
これまで、天然高分子である澱粉やセルロースを原料としたSAPの開発は、十分な吸水性能が得られないため、製品化が難しいとされてきました。しかし、NAGASEグループは、澱粉構造を酵素変換することで吸水特性が変化することに着目。独自の技術で、澱粉を主原料としながらも、高い吸水性能を実現しました。
多岐にわたる用途への展開
このバイオ由来高吸水性ポリマーは、紙おむつ、ナプキンなどの衛生用品から、農業、緑化分野、化粧品など、幅広い分野での活用が期待されています。環境対応製品の開発に力を入れている企業や自治体にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
サステナブル社会の実現に向けた取り組み
NAGASEグループは、バイオテックカンパニーとして、サステナブルな社会の実現を目指しています。今回の開発は、その取り組みの一環であり、環境負荷の低減、資源の有効活用、持続可能な社会の実現に貢献する重要な一歩となります。
今後の展望
NAGASEグループは、今後もバイオ由来素材を活用した革新的な技術開発を進め、環境負荷の低減とサステナブルな社会の実現に貢献していく予定です。
会社情報
- 会社名
- ナガセケムテックス株式会社
- 住所
- 大阪市西区新町1-1-17
- 電話番号
- 06-6535-2582
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