スポGOMI ワールドカップ 2025 兵庫STAGE
2024年10月20日、西宮市西宮浜で開催されたスポGOMIワールドカップ2025兵庫STAGEにおいて、須磨学園高校チーム「燃えるゴミ」が見事に優勝しました。総勢48チームが参加し、合わせて192.49kgものごみが回収され、そのうち19.48kgを「燃えるゴミ」が入力して、合計3,325.9ポイントを獲得しました。このように、拾ったごみの種類や量に応じて競い合うのが、スポGOMIの醍醐味です。
スポGOMIって?
スポGOMIは、「スポーツ」と「ごみ拾い」を融合させた日本生まれの新しいスポーツです。3人1組のチームが制限時間の60分内に特定エリアのごみを集め、競い合います。国際的な普及を目指すこのスポーツは、日本財団の「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として活動しており、海洋ごみ削減を目指す取り組みの一つです。
優勝チームとその経歴
優勝の「燃えるゴミ」チームは、前回のスポGOMI甲子園2024兵庫県大会でも首位を獲得しており、その経験が活かされています。大会では準優勝チームに800ポイント以上の差をつける圧倒的な成績を残しました。
彼らの活躍は、勝利への強い意志と高校生特有の行動力が組み合わさった結果です。2025年9月に東京で行われるワールドカップ日本STAGEでもさらなる成功が期待されます。
参加者の増加と大会の盛り上がり
昨年を上回る48チームが参加した本大会には、家族や地元の高校生、大学生も多数参加しました。スポGOMIの魅力が多くの人に伝わり、特にご家族での参加が増えたのが特徴です。
特別協賛の古野電気株式会社からの参加チーム“未来に”が選手宣誓を行い、西宮市副市長もお越しいただくなど、大会をより一層盛り上げていただきました。
参加者の声
参加者たちからは、次のような声が寄せられました:
- - 「ゴミ拾いを通じて、自分も参加してみたかった。イベントがあって、堂々とできてよかった。」
- - 「昨年参加できなかったので、今年こそは。娘と孫と運動しながら楽しい時間を過ごせた。」
- - 「西宮浜はよく訪れるけれど、こんなにもごみがあることに気づかなかった。」
- - 「気軽に参加でき、子どもも楽しんでいたので、来年も続けてほしい。」
特別賞と親子参加の意義
大会中には、古野電気が提供した「FURUNO海を未来に賞」が親子参加のチームに贈呈されました。この賞は、海の魅力や環境問題を子どもたちに伝える活動「海を未来にプロジェクト」に基づくものです。受賞した親子の一部は、「小さなごみを拾うことが大切だ」という子どもの言葉から学びを得たとも語っています。また、ゲストMCによる海の生き物クイズ大会も大盛況でした。正解した子どもたちにも賞が贈られました。
まとめ
スポGOMIは、ただのごみ拾いではなく、スポーツとして多くの人々を参加に導く魅力があります。自分ごととして海洋ごみの問題を考えるきっかけとなり、地域社会のつながりを深める場ともなっています。これからも、このようなイベントが続き、さらに多くの人々が海のために考え行動することが期待されます。