岡山大学の取り組み
2024-12-13 00:35:17

岡山大学が医工系人材育成の新たな取り組みを発表、技術職員の高度化に向けた進展

岡山大学が医工系人材育成の新たな取り組みを発表



2024年11月15日、国立大学法人岡山大学の総合技術部から阿部匡史課長などが「第39回国立大学法人生命科学研究機器施設協議会」に参加しました。この会議は山梨大学医学部キャンパスで開催され、全国の国立大学が一堂に集まりました。

研究機器の共用に向けた協議



今回の協議会では、各大学における研究設備・機器の共用促進についての話し合いが行われました。会議には医学教育・研究支援を含む組織が参加し、学内の組織再編や新技術部門の設置についても議論がなされました。特に、資源開発や放射線分野での取り組みが注目され、各大学がどのように効率化を図るかが焦点になりました。

阿部課長は「TCカレッジサテライト校岡山大学における取り組み」と題し、医工系コースの開講とその概要を紹介しました。このコースは、東京科学大学の高度技術職員養成プログラムをモデルにしており、参加者はその具体的なカリキュラムに興味を持ちました。

質疑応答と意見交換



講演の中で、阿部課長は医工系コースの開講までの経緯や受講の流れ、単位認定のプロセス、目指す技術者像についても詳しく説明しました。参加者からは、コースに関する多くの質問が寄せられ、「引き込まれる内容で、非常にためになった」との感想が多くありました。実際に受講生でもある楢崎技術専門職員と塚野技術主任も参加し、積極的な意見交換を行いました。

ポスターセッションでの事例紹介



さらに、この協議会ではポスターセッションが開催され、各大学からの事例紹介や改善提案が行われました。参加者は他大学の取り組みを学ぶ貴重な機会となり、情報共有が促進されました。

先端機器の見学



協議の中では、参加者が山梨大学総合分析実験センターの研究設備を見学することもあり、先進的なクライオ透過型電子顕微鏡などに触れました。実際の研究設備を見ることで、参加者は実践的な知識を深めました。この見学を通じて、様々な意見交換がなされ、有意義な時間を過ごした様子でした。

岡山大学の今後の展望



本学の総合技術部本部長である佐藤法仁副理事は、協議会を振り返り「医工系技術職員は、大学設置以前から技術の向上に取り組んできた」と強調しました。彼は「今後も他大学と連携し、技術者としてのアイデンティティ確立を目指していく」と述べ、今後の展望に期待を寄せました。

岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としての価値を高めつつ、今後もさまざまな活動を進め、科学技術の振興に寄与していく所存です。技術職員のスキル向上を目指した取り組みを続け、学内外においてさらなる発展を遂げることを目指しています。


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会社情報

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国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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