データコアが記録更新
2016-02-16 17:16:56

データコア、ストレージとハイパーコンバージドシステムの新たな性能記録を樹立

データコア、ストレージとハイパーコンバージドシステムにおいて新記録を樹立



データコアが、自社のパラレルI/Oソフトウェアを通じて、ストレージとハイパーコンバージドシステム(HCS)における価格性能比の新たな世界記録を達成しました。この記録は、従来のシステムを大きく上回り、エンタープライズ向けのデータベースやトランザクション処理に特化したものです。

システムの概要



今回、データコアが測定に使用したシステムは、フラッシュSSDとディスクストレージの組み合わせの2U Lenovo System x3650 M5マルチコアサーバで、Intel Xeon E5-2600 v3シリーズのプロセッサを搭載しています。この新記録は、他の有名ブランドのシステムをも超え、過去最速の応答時間を達成することとなりました。

データコアの会長ジーヤ・アラル氏はこの成果を受けて、「この結果は、優れたパラレルI/Oパフォーマンスとハイパーコンバージド機能の実証に向けた大きな一歩である。今後はさらに高可用性の構成を取り入れ、I/O実績を示していく」と述べています。

新たな価格性能比



データコアが達成した価格性能比は、SPC-1 IOPSあたり8セント(約0.08ドル)という非常に低コストで、これは従来の記録であるInfortrendの24セントから約3分の1削減されています。このような成果により、データコアは業界内での競争力を大幅に向上させました。

CEOジョージ・テクセイラ氏は、「我々の記録的なSPC-1 Price-Performanceの結果に匹敵できる他社の数値も明らかになってほしい。そうすれば、顧客は様々な選択肢のコストを適切に評価できる」とコメントし、競合他社との比較を進める姿勢を示しました。

競争力強化のための技術



この素晴らしい価格性能比は、データコアの独自技術である「DataCore Adaptive Parallel I/O」に起因しています。この技術により、マルチコアのサーバが持つ能力を最大限に引き出し、I/Oレイテンシを非常に低く保つことができています。一方で、他の競合製品は処理が直列化されるため、スループットが制限されてしまいます。

テクセイラCEOは、Lenovoとの提携に感謝し、ハイパーコンバージドの分野で必要な証拠を提供できたことを強調しています。この技術の利点を活かすことで、企業はストレージ管理の負担を大幅に軽減し、効率的な運用を実現できるのです。

結論



データコアの新しいパラレルI/Oソフトウェアによって、ストレージ市場において確実にその地位を強化しています。その成果は、従来のベンダーとの競争においても優位性をもたらし、今後のIT産業における新たな変革を期待させるものであると考えられます。詳細は、データコアの公式ウェブサイトで確認できます。

会社情報

会社名
データコア・ソフトウェア株式会社
住所
東京都千代田区外神田6-14-7VORT末広町 5F
電話番号
03-6695-7013

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。