AWS構成図書き起こしにより得た新たな価値。JJSとLeachの成功事例

AWS構成図書き起こし支援サービスの導入事例：日本ジョイントソリューションズ株式会社

AWS環境における複雑さは、現代の企業にとって避けては通れない課題です。特に、日本ジョイントソリューションズ株式会社（JJS）はその一例で、フロントエンドからバックエンド、インフラ、さらには外部APIとの依存関係が明確でないという問題を抱えていました。そこで、株式会社Leachが提供したのが「AWS構成図書き起こし支援サービス」。これは、単なる書き起こしを超えて、セキュリティ強化やコスト最適化、CI/CDによる運用の自動化をも含んでいます。

課題とニーズの把握

JJSは初めに、AWS環境の全体像を把握できないという大きな課題に直面していました。多くのリソースが運用され、どのように依存関係が形成されているのかを可視化することができなかったのです。また、手動での運用が続くことでDockerを用いた開発環境やCI/CDが整備されず、作業負荷も大きくなっていました。そして、何よりコストの最適化が求められていたのです。利用されていないリソースやリージョンが散見され、企業にとって無駄な出費が生じていたのです。

支援内容の多様性

Leachの支援内容は多岐にわたります。まず、AWS構成図の作成から始まりました。ELB、EC2、RDS、ECR、時系列DBといったリソース間の通信を詳細に調査し、全体の構成を図示。これにより、視覚的に依存関係を理解することが可能になりました。

さらに、Docker構成や関連ファイルの整理も行い、セキュリティ改善の提案も実施しました。AWS構成図をもとに、明らかになったセキュリティの脆弱性を指摘し、具体的な改善案を提示しました。そして、Cost Explorerを使った分析により、非効率なサービスの利用状況を洗い出し、コストを最適化するための提案を行いました。また、Terraformを活用したインフラ管理の推奨やCI/CD環境の整備案も提供され、運用効率の向上を図りました。

効果と成果

この支援により、JJSはAWS環境の構成を大幅に可視化できるようになり、今まで見えなかった問題点が次々と明らかになりました。これに伴い、コスト削減の具体的な提案が行われ、実施に移すことによってさらなるコスト削減が期待されています。

さらに、セキュリティの強化も重要な成果の一つです。指摘された問題点に対する解決策を提案され、企業全体のセキュリティ体制が強化される流れになっています。

また、運用においても、Gitを活用したブランチ構成やCI/CDによる自動化案が提案され、全体の効率が向上しました。これにより、長期的な運用効率の改善が期待されるようになりました。

お客様の声

日本ジョイントソリューションズの執行役員、宗像晋様は次のように述べています。「当初の目的はAWS構成図の作成でしたが、それ以上の価値を得られました。コスト削減やセキュリティ向上の提案は特に有益で、長期的な運用効率の改善に期待しています。」

まとめ

AWS構成図書き起こし支援サービスは、JJSにとって非常に価値のある支援となりました。単なる図表作成にとどまらず、コスト削減やセキュリティ強化、運用効率の向上といった総合的なサポートが、企業に新たな価値を提供することが証明されました。この成功事例は、今後他の企業にも広がり、AWSの利用効率向上の一助となることでしょう。