キリングループ、LGBTQ+への取り組みで8年連続最高評価!PRIDE指標ゴールド受賞の秘訣に迫る
キリングループ、LGBTQ+への取り組みで8年連続最高評価!
キリンホールディングス株式会社をはじめとするキリングループは、LGBTQ+(性的マイノリティ)に関する企業評価指標「PRIDE指標2024」において、8年連続で最高評価のゴールドを受賞しました。これは、同社のLGBTQ+への積極的な取り組み姿勢の高さが評価された結果と言えるでしょう。
PRIDE指標とは?
PRIDE指標は、一般社団法人work with Prideが策定した指標で、企業のLGBTQ+への取り組みを評価するものです。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度、プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献/渉外活動)という5つの項目から総合的に評価され、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3段階で表彰されます。キリングループは、この厳しい評価基準を8年間クリアし続けているのです。
キリングループの具体的な取り組み
キリングループは、ゴールド受賞の背景にある具体的な取り組みとして、経営陣からのメッセージ発信、人権研修、採用面接官への理解促進、外部相談窓口の設置などを挙げています。これらは、LGBTQ+の従業員が安心して働き、能力を発揮できる環境づくりに大きく貢献しています。
特に注目すべき点は、2017年のコンプライアンス・ガイドライン改定です。性別、年齢、国籍に加え、LGBTQ+の性的指向・性自認に関する差別を明確に禁止し、個人の尊厳を尊重することを謳っています。また、2018年には人権方針を策定し、世界各国での人権課題への取り組みを宣言しました。
さらに、同性婚や事実婚についても、法律婚と同等の制度適用を推進。慶弔休暇、手当、社宅制度などの社内制度において、性的指向や性自認による不平等を解消する取り組みを行っています。
多様性推進プランと今後の展望
2019年に策定された長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」では、「多様な人財と挑戦する風土」を重要な要素として掲げています。そして2023年には、「キリングループ多様性推進プラン」を策定し、LGBTQ+を含む多様な人材が能力を発揮できる環境整備をさらに加速させています。
キリングループは、今後も「キリングループ人権方針」に則り、全てのステークホルダーの人権尊重に努め、多様性と包摂性を重視した企業活動を推進していくことを表明しています。
ゴールド受賞の意義
キリングループの8年連続ゴールド受賞は、単なる企業表彰以上の意味を持ちます。それは、企業におけるLGBTQ+への取り組みが、単なるコンプライアンスではなく、真のダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括性)へのコミットメントであることを示すものです。
この取り組みは、他の企業にとっても大きな示唆を与え、より良い社会の実現に向けて、多様性を尊重する企業文化の醸成を促進する役割を果たすでしょう。キリングループの今後の更なる取り組みにも期待がかかります。
会社情報
- 会社名
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キリンホールディングス株式会社
- 住所
- 東京都中野区中野4-10-2中野セントラルパークサウス
- 電話番号
-
03-6837-7000