パラスポーツ体験
2025-10-26 18:32:28

岡山大学附属小学校でパラスポーツの楽しさを体験する出前授業

岡山大学附属小学校でのパラスポーツ出前授業



国立大学法人岡山大学は2025年10月17日、附属小学校でパラアスリートによる車いすバスケットボールの出前授業を行いました。この活動は、6年生を対象に、パラスポーツに対する理解を深めることを目的とし、特に共生社会の重要性を学ぶ機会として企画されました。

パラスポーツ体験の意義


この授業では、24時間テレビチャリティー委員会から寄贈されたパラスポーツ体験キットが使用されました。その中には競技用の車いすが含まれており、講師として迎えた根木慎志氏がパラアスリートとしての経験を活かして直接指導を行いました。根木氏は岡山市の出身で、高校時代に脊椎を損傷し車いす生活を始めましたが、出会った車いすバスケットボールにより人生が一変しました。彼は2000年のシドニー・パラリンピックで日本代表のキャプテンを務めるほどの実力者です。

楽しさと挑戦


授業では、根木氏によるスリーポイントシュートの実演に児童たちは興奮し、続いて実際に車いすに乗る体験をしました。初めは操作に苦労する児童もいましたが、根木氏の指導に従い、車いすを漕ぐコツを徐々に掴んでいきました。この体験を通じて、彼らは車いすバスケットボールの技術的な難しさだけでなく、障がいのあるなしに関わらず誰もが楽しめるスポーツだということを実感しました。

児童たちの反応


試合形式での練習では、児童たちが懸命にボールを追い、仲間との連携を体験しました。「車いすを漕ぐだけでも大変!」、「プロはすごい!」といった声が上がり、試合中の声援が体育館全体を包み込みました。

根木氏は「車いすは腕をしっかり回して漕いでください」と教え、児童たちの挑戦をサポートしました。こうした具体的なアドバイスとともに、ボールを持った状態での移動やシュートの難しさも伝わり、児童たちの経験は深く印象に残ったことでしょう。

未来への期待


今回の出前授業は、共生社会の理解を深めるとともに、「チャレンジする気持ち」や「仲間を思いやる心」の大切さを学ぶ貴重な機会となりました。岡山大学と岡山大学附属小学校は、今後も地域に根差した活動を通じて、より多くの人々にパラスポーツの素晴らしさを伝えていくことでしょう。子どもたちがこの体験から何を受け取り、次のステップに進むのか、私たちも楽しみです。


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岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
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