豊橋市が首都圏との交流を深める「MIKAWA×TOKYOコラボ日帰りTOUR」を実施
愛知県豊橋市では、スタートアップや新規事業の持続的な発展を目指し、首都圏との連携を強化する取り組みが進められています。その一環として、令和6年7月19日(金)に、首都圏のスタートアップとの交流を促進する「MIKAWA×TOKYOコラボ日帰りTOUR」を開催しました。このツアーは、豊橋市・東三河地域の企業や行政関係者が参加し、新たな取り組みのきっかけを作ることを目的としています。
ツアーの概要
参加者は、豊橋市役所の職員4名、東三河地域のスタートアップ8名や企業関係者、行政職員、学生1名を含む16名でした。参加者たちは、東京にあるインキュベーション施設「SHIBUYA QWS」と「CIC Tokyo」、そして株式会社ロフトワークを訪問し、地域におけるイノベーション創出に関する事例発表やワークショップを通じて交流を深めました。
SHIBUYA QWSの見学
まず訪れたのは、若者からベテランまで多様な世代が集まり、共創を促す場として知られるSHIBUYA QWSです。ここでは、参加者が地域におけるイノベーション創出をテーマにした事例発表を行い、意見交換が行われました。
ロフトワーク社とのランチセッション
次に、ロフトワーク社のメンバーとのランチセッションに移りました。ここでは、地域活性化に向けた「共創が生まれるために必要なアクション」というテーマについてワークショップが行われ、参加者からは「新たな気づきや学びが得られた」との声が寄せられました。また、オーナーシップを持って行動することの重要性についても意見が交わされました。
CIC Tokyoでの課題解決型相談会
最後に、CIC Tokyoで「お悩みピッチ」と題された意見交換会が開催されました。参加者は、地域の活性化に向けたアイデアや取り組みの課題について話し合い、営業活動の実践的な意見が飛び交いました。参加者たちは、他地域の視点からの新たなアイデアに触れ、気づきを得たことで「さっそく社内で提案したい」との意欲を示しました。
地域イノベーション推進室からのメッセージ
ツアーのフィードバックを行った地域イノベーション推進室の桑原主査は、「首都圏人材との交流機会が求められていると感じており、今後も継続して取り組んでいく」と強調しました。また、東三河地域の企業とスタートアップ、行政が連携し、地域に不足する多様な人材との接点を増やしていく考えを示しました。
豊橋市のスタートアップ支援の取り組み
豊橋市では、地域の特性を生かしたスタートアップ育成や新しいビジネスの創出に力を入れています。特に農業、技術科学大学、そして地域企業の独自技術を活用し、地域に新たな価値をもたらすことを目指しています。さらに、地域のスタートアップと投資家や企業との橋渡しを行い、スタートアップが活動しやすい環境作りを進めています。
各組織の紹介
- - SHIBUYA QWS: 共創を促進する拠点として、様々なバックグラウンドを持つ人々が集い、新たな事業を生み出す場です。
- - 株式会社ロフトワーク: 創造性を信じ、多様な人々とのオープンコラボレーションでクリエイティブな専門性を提供しています。
- - CIC Tokyo: 日本最大級のスタートアップ集積拠点で、多くの企業が新たなビジネスの成長を支援しています。
このような取り組みを通じて、豊橋市は首都圏との交流を深め、地域の発展に貢献していく意向を示しています。