エネコートに追加出資
2024-07-18 16:45:23

三菱UFJキャピタル、次世代型太陽電池開発のエネコートテクノロジーズに追加出資

三菱UFJキャピタル株式会社は、2024年6月28日に、ペロブスカイト太陽電池を開発する株式会社エネコートテクノロジーズに追加出資したことを発表しました。

エネコートテクノロジーズは、京都大学化学研究所若宮淳志研究室の研究成果を実用化するために2018年1月に設立された京都大学発スタートアップです。同社は、(1)低照度向け高効率太陽電池を用いたデバイス(屋内光源デバイス)によるIoT化促進への貢献、(2)高照度向け軽量薄膜太陽電池によるカーボンニュートラル社会実現への貢献をコーポレートミッションとして事業に取り組んでいます。

三菱UFJキャピタルは、ペロブスカイト太陽電池が日本のカーボンニュートラル実現のためのグリーン成長戦略に沿った有望分野であると捉え、エネコートテクノロジーズが同領域において、グリーンイノベーション基金に採択された唯一のスタートアップであることから、前回シリーズBで出資を行いました。その後、株主として同社の成長を支援してきた中で、量産に向けた開発の進捗や多くの実証試験の取り組みを確認できたことから、今回の追加出資に至りました。

今回の資金調達により、エネコートテクノロジーズは自社生産体制構築やライセンス生産に向けた開発を加速させると期待されています。三菱UFJキャピタルは今後も、MUFGの一員としての強みを活かし、エネコートテクノロジーズの事業成長に貢献していく方針です。

エネコートテクノロジーズについて



エネコートテクノロジーズは、次世代型太陽電池として注目されるペロブスカイト太陽電池の開発・製造・販売などを手がけています。同社のペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン太陽電池に比べて、製造コストが低く、軽量で柔軟性があるという特徴を持っています。これらの特徴を生かし、IoTデバイスや建築物への応用が期待されています。

三菱UFJキャピタル株式会社について



三菱UFJキャピタルは、1974年に設立された三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルです。幅広い業種に対する投資を行っており、業界トップクラスの実績を誇ります。

ペロブスカイト太陽電池とは



ペロブスカイト太陽電池は、有機無機ハイブリッドペロブスカイトと呼ばれる材料を用いた太陽電池です。シリコン太陽電池に比べて、製造コストが低く、軽量で柔軟性があるなどの特徴があります。これらの特徴から、IoTデバイスや建築物への応用が期待されており、次世代の太陽電池として注目されています。

まとめ



三菱UFJキャピタルによるエネコートテクノロジーズへの追加出資は、ペロブスカイト太陽電池の技術開発と実用化を加速させるものとして期待されています。エネコートテクノロジーズは、今回の資金調達を機に、自社生産体制構築やライセンス生産に向けた開発を加速させ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していくことを目指しています。


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会社情報

会社名
三菱UFJキャピタル株式会社
住所
東京都中央区日本橋2丁目3番4号日本橋プラザビル7F
電話番号

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