金刀比羅宮表参道の幻想的なライトアップ
琴平山博覧会実行委員会が主催する新たな地域共創プロジェクト「琴平×まんのう竹あかりプロジェクト」が、11月9日から12月25日まで、香川県琴平町の金刀比羅宮で開催されています。このプロジェクトでは、毎日17時30分から22時までの間、表参道が約150基の竹あかりによって幻想的にライトアップされます。
地域の課題にアプローチ
「琴平×まんのう竹あかりプロジェクト」は、放置竹林問題や夜の参道のにぎわい創出に対処するべく、琴平町とまんのう町が連携して進めています。プロデューサーには、日本で初めて竹あかりのアート集団「CHIKAKEN」を率いる池田親生氏を迎え、地域の特性を生かした取り組みが行われています。プロジェクトは、竹を利用した環境問題の解決と観光資源の開発を両立させることを目指しています。
竹あかりの魅力
竹あかりは、孟宗竹を使用して制作されており、筒の側面に穴を開けることで中に入れたLEDの明かりを漏れさせ、柔らかな光を放ちます。この光が、竹の陰影と共にあたりを包み込み、静かな美しさを醸し出します。見た目の美しさだけでなく、竹という素材を通じて地域の課題解決に寄与していることが、このプロジェクトの特徴です。観光資源としてだけでなく、地域の農産品化や竹林再生につながる点でも注目されます。
夜の参道の新たな魅力
プロジェクトの目的の一つには、普段は薄暗い夜の参道を賑やかにし、観光客が宿泊したくなるような仕掛けを提供することがあります。これにより、琴平町を訪れる理由を増やし、地域にとっての新たな発展を促すことを狙っています。一方、まんのう町では、管理が行き届かない竹林から伐採した竹を使い、新たなプロダクトの開発を目指しています。竹を地域の価値ある資源として転換するこのアプローチは、地域振興に寄与しています。
プロジェクトの詳細
「琴平×まんのう竹あかりプロジェクト」は、金刀比羅宮の美しくライトアップされた参道を訪れる来場者に新しい体験を提供します。また、琴平山博覧会では、2025年まで様々なアートイベントが予定されています。
金刀比羅宮を訪れた際には、美しい竹あかりが灯る幻想的な夜の表参道をぜひご覧ください。地域資源を活用したアートフェスティバルが生み出す新しい魅力を体感できる貴重な機会となることでしょう。
音楽や演劇もある博覧会の概要
琴平山博覧会は2025年9月1日から12月25日まで行われ、金刀比羅宮、高橋由一館、HAKOBUNEビルなどで様々なイベントが開催される予定です。入場は一部のイベントを除いて無料で、地域のアートを楽しむことができます。皆さんもこの機会を利用して、琴平町の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。