シニア層と犬との生活が切り拓く新しいライフスタイル
株式会社ミシュワンが実施した調査によると、犬を飼うシニア層がよりアクティブで健康的な生活を送っていることが分かりました。今回は、50歳以上のシニアを対象におこなったこの調査の結果をご紹介します。
調査の背景
ミシュワンは「ずっと寄り添うフードで『20歳を目指す』」というビジョンを掲げ、ペットフードの製造・販売を手掛けている企業です。11月1日の犬の日を控え、本調査はシニア層が犬との生活をどのように捉え、どんな影響を受けているのか探る目的で行われました。
調査の要点
調査には400名が参加し、犬を飼っている50~70代200名と飼っていない同世代200名が対象です。結果として、犬を飼っているシニア層は、日々の運動習慣や他者との交流において高い数値を示しました。
健康的な運動習慣
毎日運動をする習慣があると回答したのは、犬を飼っている人が55.0%、対して犬を飼っていない人は32.5%に留まり、22.5ポイントの差がつきました。また、ほとんど運動をしないと回答したのは、犬を飼っている人が27.0%、飼っていない人は44.5%に達しています。
このデータは、犬との日常的な散歩によって、自然と運動習慣が身についていることを物語っています。
社会的交流の頻度
他者と交流する頻度も見逃せません。家族以外の人と毎日会うという回答が犬を飼っている人で40.0%、飼っていない人で30.5%となり、9.5ポイントの差がつきました。他者との交流が、飼い主の生活を豊かにしていることが伺えます。特に散歩中の会話は、社会的なつながりを育む良い機会となっているようです。
ペットとの健康意識
犬との生活の中で気をつけている健康管理は85.0%、清潔さ62.0%、運動・遊び57.5%という結果になりました。また、今後も気をつけたいことはペットの健康管理68.5%、病気61.0%となり、最後に自分自身の健康35.5%と続きます。
このデータは、ペットを大切にする愛情が、自身の健康管理にも繋がっていることを示しています。愛犬との日々を楽しみながら健康に気を使う姿勢は、より良い生活を送る上でニュースバリューのあるものとなっています。
日常生活の変化
ペットとの生活で最も変化を感じた点は、日々の楽しさや前向きな気持ちの増加です。44.0%の人が日々の楽しさが増えたと答え、37.0%が前向きな気持ちの増加を実感しています。犬との生活がもたらす心理的なポジティブさが、シニア層の健康と幸せを支えていると言えるでしょう。
未来への展望
ミシュワンでは、「セカンド“ワン”ライフ」という新たなブランドの価値観を提唱しています。これは、シニア層が愛犬と共に充実した人生を送ることを目指すという考え方です。今後も、愛犬と過ごすシニア層のための包括的なサポートを提供し、この前向きなライフスタイルの輪を広げていくことを目指します。
今回の調査結果は、犬を飼うシニア層がいかに活発で前向きに人生を楽しんでいるかを示しています。また、ペットと共に暮らすことで、気づかぬうちに心身共に健康を得ている様子は、さらなる研究や啓発に繋がることでしょう。これからは、犬との生活がより多くのシニアに注目され、ペットとの付き合いが暮らしの質を向上させるきっかけとなることを期待しています。