愛犬の健康を大切にするための新常識
近年、愛犬に与えるドッグフードの選び方が多様化しています。
飼い主の350人を対象に行われた株式会社エイトの調査結果からは、特に添加物に対する意識が顕著に表れています。調査によると、飼い主の70%以上がドッグフードの添加物を意識していることが分かりましたが、中でも多くの人が「ある程度気にしている」と回答しています。
添加物への関心の高まり
調査結果を見てみると、添加物を気にしていると答えた飼い主の中で、47%の方が「ある程度気にしている」とのこと。特に「愛犬の健康を守りたいが、神経質になりすぎるのは避けたい」という思いが感じられます。これに対して、約25%の飼い主は「気にしない」と回答しており、自分たちの家庭に合った距離感で食事を選んでいる様子が伺えます。
避けたいと思う添加物TOP3
飼い主が最も避けたいと思っている添加物は何か、気になりますよね。調査結果によれば、最も警戒されているのは以下の3つです。
1.
着色料(赤色3号や二酸化チタンなど)
2.
合成酸化防止剤(BHAやBHTなど)
3.
合成保存料(ソルビン酸など)
特に着色料については、「犬にとって見た目は関係ない」という意識が高まっています。これらの結果から、飼い主は添加物の危険性を冷静に見極め、賢い選択をしていることが明らかになりました。
無添加フードの普及状況
「無添加」や「〇〇不使用」といった表記のあるドッグフードを試したことがある飼い主は66%。つまり、実に3人に2人が無添加フードを経験しています。この背景には「少しでも体に優しいものを」と願う飼い主の心があるのです。ですが、その後の変化に関しては、実際のところ半数以上が「変化なし」と回答しています。
このことについては、飼い主の中に「今の健康が維持されているのかもしれない」との考えがあるようです。
無添加フード使用後の意見
無添加フードを試した後の変化について、一部の飼い主からは「元気になった」「毛艶や皮膚が良くなった」といった嬉しい報告もあれば、「特に変わらなかった」という声も多くありました。これは無添加フードが特別な効果を与えるものではなく、愛犬に合うかどうかが重要であることを示しています。
使うには少量から試すことが「失敗しないコツ」として、多くの飼い主に共有されています。
添加物を気にしない理由
調査において、添加物を重視しない理由として最も多かったのは「特に困ったことがないから」。愛犬が元気でいることが、飼い主の安心感に繋がっているようです。また、国の基準に信頼を寄せているという意見もありました。
まとめ
愛犬を愛する飼い主にとって、ドッグフードの選び方は重要なテーマです。どう、添加物と付き合っていくかは、個々の家庭によって異なりますが、これからも愛犬の健康を願う気持ちが主流であることは変わりません。今後も、飼い主それぞれの考え方や選び方が進化していくことが期待されます。