仕事の充実度調査
2008-04-09 14:00:26

仕事の充実度と職場満足度に関する最新調査結果の分析

調査結果の概要



インターネットリサーチのDIMSDRIVEが発表した最新の調査結果によると、仕事や職場生活に対する充実感には意外な差が見られます。この調査では、業務における充実度や職場満足度を測るために、3,633人のビジネスパーソンが対象となりました。結果は、役職に応じた充実感の差や、充実した職場環境に必要な要素、そして会社への満足度に関する興味深い知見をもたらしました。

充実していると感じている人は半数以上



この調査では、「仕事や職場生活が充実している」と回答したのは、全体の50.4%に上ります。「とても充実している」と感じている人は6.0%、また「まあまあ充実している」と答えた人が44.4%でした。一方で、充実していないと感じている人も多く、約24.2%が「充実していない」との結果でした。特に、部長クラスにおいては69.2%が充実を感じている一方、一般社員は46.2%に留まることが明らかになり、役職による格差が浮き彫りになりました。

満足度を高める要因



調査では、充実した仕事に必要な要素が明確に存在することが分かりました。最も多く支持されたのは「やりがいのある仕事」で、61.3%が重要であると回答し、続いて「適正な給与」が53.5%、「きちんと評価されている」との回答が47.9%でした。このことから、ビジネスパーソンの充実感や満足度を高めるには、給与や評価制度の見直しが不可欠であると考えられます。

会社に対する満足度は低調



会社全体に対する満足度を尋ねたところ、「満足している」との回答はわずか3.6%で、全体の31.5%しか「満足である」と感じていないことが分かりました。一方で、約40.0%の人が満足していないと答え、特に従業員数が多い企業ほど満足度が高い傾向が見られました。3,001人以上の企業では満足度が4割を超える一方、500人以下の企業の従業員は満足度が3割に満たないとあります。この結果は、企業の規模が従業員の満足感に寄与する重要な要因であることを示唆しています。

上層部への理解不足



調査の結果、43.4%の人が「会社の上層部は従業員を理解する努力をしていない」と感じていることが明らかとなり、上層部と現場の認識に大きな隔たりがあることが浮き彫りになりました。特に、上層部が従業員の意見を聞こうとする姿勢が見られないとする意見が多かったのです。この傾向から、組織内のコミュニケーションの向上が求められることが分かります。

意見を知ってもらいたい人が多い



最後に、自らの意見や不満を会社の上層部に知ってもらいたいと回答した人は45.9%に達しました。これは上層部とのコミュニケーション不足を感じていることが要因と考えられます。「知ってもらいたい」と考える理由には、「より良い会社になってほしい」との意見が複数寄せられた一方で、「どうせ改善されない」というあきらめの声も多く、これは組織の風土や文化が影響しているのかもしれません。

まとめ



この調査結果から、仕事の充実度や職場満足度は、役職別の格差や給与、評価制度、上層部とのコミュニケーションの質によって大きく左右されることが分かります。これを受けて、企業は従業員の意見を尊重し、働きやすい環境を作り出す施策が急務であると言えるでしょう。

会社情報

会社名
インターワイヤード株式会社
住所
東京都品川区南大井5-19-8
電話番号
03-5764-3280

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