Oracle DatabaseがAWS上で一般提供開始!新たなクラウドの選択肢が登場
Oracle Database@AWSが新たなクラウドの選択肢として登場
2025年7月10日、オラクルとアマゾン ウェブ サービス(AWS)は、「Oracle Database@AWS」の一般提供を開始することを発表しました。この新サービスにより、お客様はAWS内の「Oracle Cloud Infrastructure」を使用して、専用のインフラストラクチャ上で「Oracle Exadata Database Service」や「Oracle Autonomous Database」を活用できるようになります。
このサービスは、米国東部(バージニア州北部)および米国西部(オレゴン州)で利用可能で、将来的には世界中の20以上のAWSリージョンに拡大される予定です。
シームレスなワークロード移行
「Oracle Database@AWS」は、最新の「Oracle Database 23ai」を活用したワークフロー移行を簡素化します。企業は、新しいサービスの導入にあたり、既存のアプリケーションを再構築する必要がなく、Oracleのリアルアプリケーションクラスタ(RAC)やAI統合機能もフル活用できるのです。これによって、エンタープライズ・データサービスとAWSアナリティクスサービス間のデータ統合が簡略化され、複雑なデータ・パイプラインを構築する手間が軽減されます。
このシームレスなデータフローにより、クラウドでのデータベース運用の幅が広がり、業務の効率化が図られます。
企業の声
特に、金融サービスやエネルギー業界など、規制が厳しい業界からも多くの企業が「Oracle Database@AWS」を採用し、業務効率の改善を実現しているとの声が寄せられています。Fidelity Investmentsの技術責任者、Joe Frazier氏は、クラウドのアジリティとパフォーマンスを活用することで、より迅速なイノベーションを実現できていると述べています。
同様に、NationwideのJim Fowler氏も、ユーザーのニーズに合わせた信頼性あるデータベースを維持しつつ、運用の効率化を図ることができていると強調しました。
新たな機能・サービスの提供
「Oracle Database@AWS」では、まさに最新技術が集約されています。例えば、組み込みのAIベクトル検索機能を使えば、特定の単語だけでなく、よりコンセプトベースの検索が可能となり、データに対する新たなアプローチが実現されます。また、AWSの様々な管理ツールを使用することで、データベースの管理も一層簡単になります。さらに、Oracleの他のアプリケーションとも互換性があり、拡張性とフレキシビリティを保証します。
グローバルな展開
「Oracle Database@AWS」は今後、カナダ、フランクフルト、オーストラリア、日本等、さまざまな地域に提供が拡大される予定です。それによって、さらなる企業のニーズに応え、真にグローバルなサービスとなるでしょう。
「Oracle Database@AWS」は、今後のクラウド技術の進化に欠かせないプラットフォームといえるでしょう。ビジネスの現場でどのように活用されていくのか、その動向に注目です。
会社情報
- 会社名
-
日本オラクル株式会社
- 住所
- 東京都港区北青山2-5-8オラクル青山センター
- 電話番号
-
03-6834-6666