戦争のない未来
2025-07-29 10:38:13

戦争のない未来を願うも、実現不能と考える人が多数を占める調査結果

概要


日本赤十字社が実施した平和に関する全国調査の結果が発表されました。この調査では、約1200人の日本国内の10代から60代以上の男女に対して、戦争や核兵器に関する意識や行動について質問が行われました。

調査結果の詳細


調査の中で特に注目すべきは、広島と長崎に原爆が投下された日についての認知度です。78.3%の人々がその日を知っていると回答しました。また、戦争体験者から直接話を聞いたことがあると答えた人は50.1%であることもわかりました。これに対して、今の日本が平和だと思っている人は55.7%に上りましたが、逆に今の世界を平和だと感じている人は18.3%にとどまりました。

さらに、戦争のない世界が実現するかという問いには、68.6%がその実現は難しいと考えています。この結果からは、多くの人が現在の国際情勢や過去の戦争体験を考慮し、未来に不安を抱いていることが明らかとなりました。

核兵器に関する意見


核兵器については、51.8%が「保有も使用もすべきではない」と答えましたが、一方で28.3%は「使用すべきではないが、自衛のために保有するのは仕方ない」と考えています。この結果は、核兵器でもやや意見が分かれていることを示しています。

また、国際人道法に関する認知度は限られたものであり、「ルール名も内容も知らない」と答えた人が43.2%に達しました。これに対し、知識のある人はわずか13.3%でした。

平和への意識の変化


調査結果に見る今の若い世代と、過去の戦争を体験した世代のギャップも興味深いところです。戦争体験を重要視していると答えたグループには87.6%が該当し、その意識がある一方で、実際に語り部から体験を聞いたことがある人は50%の半数でした。これから先も戦争の記憶を次世代に伝えていくことの重要性が求められています。

結論


この調査結果は、国内の平和意識について深く考えさせられるものです。日本赤十字社は、これらの結果を踏まえて、国際人道法や核兵器廃絶についての啓発活動を続けつつ、戦争の教訓を次世代に伝えていくことの必要性を訴えていく方針です。

調査に関する詳細は、日本赤十字社のウェブサイトで確認できます。


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会社情報

会社名
日本赤十字社
住所
東京都港区芝大門1-1-3
電話番号

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