地域振興を目指す三ツ目株式会社の設立
新潟県三条市に新たな企業、三ツ目株式会社が2024年4月1日に登記され、地域経済の振興を目的としたサービスを提供する運びとなりました。代表取締役兼CMOの澤正史氏が率いるこの会社は、主にふるさと納税を支援する拠点としての役割を果たすことが期待されています。
会社設立の背景
ふるさと納税は近年、全国的に注目を集めており、2023年度には寄付額が1兆円に迫るとも言われています。寄付者には節税のメリットがあり、自治体側には新たな財源として機能するため、互いに利益があるとされています。
しかし、競争が激化する中、ルールの運用に問題が生じるケースも見受けられます。このような状況の中で、澤氏は三条市の公務員CMOとして、不正や問題を未然に防ぐ新たな仕組みを構築し、1年半で寄付額を7億円から50億円に引き上げる成果を上げました。
この背景から、地域のふるさと納税のさらなる振興と、寄付者や納税先の自治体との相互理解を深める必要性を感じ、三ツ目株式会社を設立することとなりました。
地域企業への伴走支援
三ツ目株式会社はふるさと納税の支援だけではなく、地域企業への伴走型支援にも力を入れています。特に、地方には戦略立案やマーケティングの実行を担える人材が不足しているため、企業と連携し、実行フェーズにまで関与するサービスを提供します。このようにして地域資源を最大限に活かし、地域活性化を図ります。
社名に込められた意味
三ツ目株式会社の「三」の数字には3つの意味が込められています。まず一つは「三条」に由来しており、起業の地としての感謝を示しています。二つ目は「第三者」という意味で、変革を起こす「よそ者」としての存在を意識しています。最後に「第三の目」には物事の本質を見抜く力、「直感力」を象徴しています。
代表者プロフィール
澤正史氏は東京外国語大学でポルトガル語を専攻後、ブラジルに留学。その後、メディア業界で多岐にわたる職務を経験し、特に新規事業開発やプロジェクトチームのビルディングにおいては多くの実績を残しています。2021年に三条市役所に加わり、公務員CMOとして地域振興に尽力してきました。
会社概要
- - 社名: 三ツ目株式会社
- - 本社所在地: 〒955-0844 新潟県三条市桜木町 12-38 三条ものづくり学校303-2号室
- - 代表取締役: 澤正史
- - 事業内容:
1. ふるさと納税事業支援サービス
2. 自治体プロジェクト請負
3. 企業伴走型支援サービス
4. 研修・セミナー
5. PR、広告代理店事業
これからの地域振興に向けた三ツ目株式会社の挑戦に期待が寄せられます。