EduCareがG-STARTUPにおいて重要な受賞を果たす
グロービスが主催する「G-STARTUP」第7期Demo Dayが行われ、教育ファイナンス企業の株式会社EduCareが「ソーシャル・インパクト賞」を受賞しました。Demo Dayは、選抜されたスタートアップがベンチャーキャピタルやエンジェル投資家に向けて自身のビジョンや事業計画を発表する場であり、今回も厳選された企業が参加しました。
EduCareの進化
EduCareは、教育ローンやファイナンスの提供を通じて、教育にかかるコストを軽減し、教育の機会を広げることを目的としています。在籍する企業は、約3ヶ月間のメンタリングを受け、その成果をDemo Dayで発表しました。EduCareは、経済的リターンを追求しながらも、社会や地球環境にPositive Impactをもたらすという観点から高く評価され、審査委員による選考の結果、今回の受賞に至りました。
資金調達の成功
EduCareが新たな一歩を踏み出すための資金調達についても注目が集まっています。リード投資家としてGazelle Capitalを迎え入れ、2023年6月30日に約1.2億円のシードラウンドの資金調達を実施。これはEduCareが成長するための重要な資源となります。また、他の法人やエンジェル投資家も参加し、合計で18名がその投資に名を連ねました。
未来への取り組み
EduCareが掲げる理念「Make Education Affordable ~教育を、より手軽に~」には、強い信念が宿っています。教育格差をなくし、経済的困難を乗り越えるためのファイナンスを提供することが彼らの目標です。これに向けた具体的な施策として、金融ライセンスの取得や人材の拡充、専門職学校との提携を進めることを計画しています。特にパイロットや看護、薬学などの高度な専門職学校は、将来的に重要なターゲット市場となるでしょう。
代表取締役の村上健太氏について
村上健太氏は、1991年生まれの東京都出身で、東京大学で経済学を学びました。キャリアはGE日本法人での金融営業から始まり、その後KPMG FASでM&A業務に従事しました。2022年にはEduCareを創業し、教育ファイナンス業界において独自の地位を築くことを目指しています。
会社概要
- - 社名: 株式会社EduCare
- - 所在地: 東京都中央区日本橋茅場町一丁目8番1号 FinGATE KAYABA 2階
- - 設立: 2022年6月30日
- - 資本金: 66,246,750円
- - 事業内容: 教育ファイナンス事業
- - 加盟団体: 一般社団法人 fintech協会正会員(融資・スコアリング部会)
- - 公式サイト: EduCare公式サイト
今回の受賞は、EduCareの緻密な戦略と熱意が評価された結果であり、今後の活動に大いに期待が寄せられています。教育ファイナンスの分野において新たな風を吹き込むEduCareの仕掛けに、ビジネス界だけでなく多くの学生たちも注目していることでしょう。